小説『黄泉路への案内人』
作者:楽一()

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第三話


SIDEフェイト


フェ「―――ってことになって本当にびっくりしたんだよ! あの葵ですら驚いていたし」

 なのはとヴィヴィオ達はあの後近くの練習場で魔法の練習をするみたいだ。葵はやることをやってしまうといってたし。

 今私はモニター越しに私の親子のエリオとキャロと今日あったことを話しています。

フェ「キャロとエリオは何か聞いてたりする?」

エリ『えっと、大人モードって単語は時々

キャ『でもまさか変身制御のことだったとは。しかもお父さんに内緒でやってたんですね・・・』

 エリオ・M・神無月とキャロ・ル・神無月は今辺境自然保護隊に入っています。今二人とも書類申請が通り正式に家族となり神無月家の長男長女としてやっていけることになったのはつい数年前。それまでは色々と書類を書いたりそれが通るために審議をして長引いてしまった。

 二人にこのことを話すと二人とも苦笑いをしていた。でもお父さんの驚いた顔は見てみたかったなといっていた。

キャ『でも、皆魔法も戦技も勉強もするのが楽しいみたいですよ。だからやれることはやってみたいんだと思いますよ』

エリ『そうですよ。皆しっかしてますから心配ないと思いますよ。それにいざとなったら』

エリ・キャ『『お父さんやお母さんたちがいますから』』

フェ「・・・うん。そうだね。私たちがいるもんね&#9825;」

 あ。そうだ。

フェ「そっちのお仕事はどう?」

エリ『今日も本当に平和でしたよ。それに数週間前にお父さんの訪問もあってみんなやる気を出してますし』

フェ「あぁ。あれ。どんな部隊も平等に扱うってことで葵がいろんな部隊に行って激励する」

キャ『はい。あ! あと今やってる希少種観測ももうすぐですから来月にはお母さんの所に帰れそうです』

フェ「ホント!! 私も休暇の日程調整してみるね」」

エリ「はい」

キャ「お買いもの行きたいです♪」

 その後は最近会ったことを話して笑いあった。


SIDEout


SIDEナカジマ家


 現在ナカジマ家は夕食の真っ最中。今日はどうやらお鍋のようだ。その食卓にはスバルを除くナカジマ家がそろっていた。

ウェ「へ〜。ついに葵兄の娘たちもデバイス持ちッスか」

ディ「そうか。良かったね。今度見せてもろう」

 そして上座にはこの家の大黒柱であるゲンヤがいた。

ゲ「葵の娘たちもは今何歳だっけか?」

 そしてその隣には妻のクイントがいた。

クイ「もう10歳ですよ。確か葵君から聞いた話だともう小学4年生だったと思うけど」

ゲ「もうそんなものか!?」

 クイントが今の彼女たちの状況を説明すると、ゲンヤはかなり驚いていた。

ゲ「は〜前に見たときは幼稚園児ぐらいだった思うんだが」

ギ「もうお父さん。それ六課時代だよ」

クイ「もうだいぶ前ね」

 すると、ヴィヴィオ達のことが話題に上るとチンクがノーヴェの方を見て、

チ「デバイスを与えたということは葵も認めたということか。嬉しいんじゃないのか? ヴィヴィオの師範代としては」

ノーヴェ「え?」

 その言葉に驚いたノーヴェだった。その証拠に少し照れながら、

ノーヴェ「べ、別に師匠とかじゃないよ。一緒に練習しているだけというか、修行中同士ペースが会うだけだから・・・」

 その光景に皆にやにやしながら野菜目線で見ていた。

ディ「さて、おかわり欲しい人?」

ギ・ノーヴェ・ウェ・クイ「はーい!」

ゲ「お、お前らよく食べるな」

ノーヴェ「あ。そうだ。おかあさん、おとうさん、ギンガ。明日教会の方へ行ってくる」

クイ「あら? 何かあるの?」

ノーヴェ「ヴィヴィオ達がカリムに近況報告だとさ」

ギ「なるほど」

ウェ「じゃああたしも行くっす! セイン姉と双子をからかいに!」

 それに便乗したのか、チンクも行くと言い出した。

ギ「こらこら」

クイ「ダメよ。そんなに大勢で押し寄せちゃ」

 ここはさすが歳のk「あら? 何か言ったかしら?」・・・・さ、さすが、ぼ、母性を司る人は違うな〜って思っただけです。はい。


 SIDEout

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