小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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異様な気配を感じてハッと目を覚ましたタケ

目の前には、カイトの姿が目にうつる
どうやら、俺のベットで一緒に眠りについていたらしい

「ったく。なにこっちで寝てんだよ」

無愛想にカイトを蹴り離すとベットから起きあがり、リビングへと向かった
昨日は疲れて何も食べていなかったし、朝から物凄く腹が減っていた

まだ朝の5時
すでに母が起きていて、ごはんの準備や弁当を作っていた

「あらタケ今日は早いじゃない」

「昨日から何もくってねぇ・・」

「そりゃ眠るからね」

「なにかない?」

「ごはん作っておいてあるから、食べなさい」

母は作っていたごはんを俺の前に置いた
今日は和食中心においしそうに湯気がたっている

「カイ君は寝てるの?」

「ああ。俺のベットで寝てるし。マジ邪魔」

「そんな言い方ないんじゃない?かわいそうに」

普段の母ならこんな言い方はしない
それに気づいたタケはめざとく母に聞き出していた

「なに?カイトのやつ、何かあったの?」

タケの感は鋭く、当たっていたようで母は焦っていた

「そんなことはないわよ。さ、早く食べちゃいなさい」

明らかにおかしい・・


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