第二章
---love you---
季節は秋
秋ともなると、学園際の時期でにぎわっているころだ
だがしかし
クラスメイトがにぎわっている中、真剣な表情で勉強に励んでいる方が一人
「おいおいタケ坊」
フッと馬鹿にしたかのようにカイトが笑う
「この時期に勉強しているのはお前だけだせw」
「うるせぇー」
隣では勉強の先生、ケイが居座っておりタケの専門教師をしている
タケは、半年間の間に受けたテストが赤点続きだったため、先生から警告がでたのだ
「このままだと、留年決定ね」
にこやかに告げた担任の顔は、少しながら呆れた表情をしていたと思う
だって、まだ高校1年生で留年決定は余程のことがない限り、ありえないこと
タケの場合は、この学校では史上初ともなる留年生として先生の間では注目の的に違いない
「ほんと馬鹿よねぇ」
足を組みながら、ユウはハァッとため息をつく
世話が焼ける友達に、疲れたご様子
「仕方ないんじゃんw産まれ持った天性の才能w」
おかしそうに笑うカイトにタケは額に怒りマークをつけながらも
ケイの厳しい指導に必死である状態
「違うこの答え。呆れるほどのバカだな」
「馬鹿馬鹿うっせーよ!!さっきから!」
「馬鹿に馬鹿といって何も問題はないだろ。当たっているからな」
真顔でいうケイに、タケはたじろぐ
「俺はこんなに馬鹿だったのか・・」と改めて思うほど・・