小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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「あれ、ユウのやつどこいった?」

「あ?ケイのとこにでもいったんじゃね?」

「ふーんだといいけど」

つかユウが自分から行くわけないしな・・・

「なになに?wユウちゃんが心配?」

「うるっせぇ」

二人がごちゃごちゃといざこざを始める中

「おーいタケーーっこっち手伝ってくれないかー!?」
クラスメイトの一人がタケを呼ぶ

タケは「わかったー今いく!!」と叫ぶとカイトを見た

「お前も行くぞ」

「イヤ、俺はここでまってる」

カイトは絶対に、クラスメイトの人たちと関わりあいたくないみたいだ
こんなにもクラスのやつらと距離をとるのはタケにさえもわからない

「お前さ、なんでいつも距離とってんの?」

「タケはさ、俺の気持ちなんて考えたことある?」

不意に言われたカイトの言葉に、タケの表情はゆがんだ
そんなことを言われても、タケにはわからないこと

何がいいたいのか、はっきりしてほしかったのだ



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