「ケイさん♪これはお仕置きが必要ですかねw」
「みたいだな」
ユウをお姫様抱っこしながらもケイの表情は怒りに満ちていた
「ケ、ケイ!自分で歩けるから」
恥ずかしかったのか、ユウがじたばたと暴れだす
それをケイは無視してスタスタと歩き出す姿はとてもかっこいい
「ヒュー♪いい感じじゃねーかw」
そんな二人の姿をにやにやと見つめながら歩きだそうとした瞬間
「おい」
いきなり後ろからタケがヒョッコリと顔をだした
「ぬわっ!なんだお前かよ!」
「なんかあったのか?」
どこから駆けつけたのか、タケの息遣いは荒い
「あ?見てたんじゃないのかよ?」
「いや、ユウの姿をちらっと見ただけだ。イヤな予感してきたんだが」
「お前もそうか。実はまた女子にやられたんだってよ」
「だれがやった?」
「それは今からケイと探す。今回は男も絡んでいるからさ♪」
男も絡んでいると聞いたタケの表情がケイと同様に怒りに満ちた表情に変化した