小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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カイトの肩をガッチリつかみ

「ぜってぇぶっ殺す!」と、意気込みまで叫びだした

「耳元で叫ぶなよ、うるせぇーぞタケ坊w」

「あ!?てめぇがうるせぇー」

「はいはい。僕ちん今は君とやりあいたくないのーんw」

「てめぇが仕掛けてきたんだろーが」

「おっと、ケイが戻ってきたよ」

ケイの足取りは早く、片手にはノートパソコンを持っていらっしゃる

いやしかし、絵になるわぁ〜その姿

「ざっと調べたんだが、クラスの女子が5人、男が3人だ」

どこから情報を仕入れたのか淡々と話しだす

「なんでわかるんだよ;」

「ケイちんは先生とつながっているからねぇーw」

「まぁ、そうゆうことだ。学校内の監視カメラを見たんだ」

「お、やるぅー♪」

「で?どうする?」

タケはいつもながら本題に入ってきた
こいつは喧嘩好きだが安易に人を殴ったりはしない律儀なところがある

武士のようにまっすぐな性格なタケは、クラスの奴らからも好かれ、大抵は男女ともに人気である

でもそれが
カイトにとっては気に食わないことでもあった

なぜか、タケを取られた感が襲ってくるからだ

男同士でも、こうゆう気持ちになるのかとても不思議だけど・・

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