小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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「てめぇ!!!今わざと足かけたろ!!」

ガバッと起きたタケの額からは血がタラーっと流れている

「あらヤダwタケさん血が噴出してるww」

おかしそうに笑うカイトの胸倉をガッチリつかみあげるタケ

「もーそんな怒るなよー。つかケイの後をついていくのはどうかと思うけど」

「あ!?なんでだよ!」

「君鈍感ねぇー。ケイとユウを二人っきりにさせなよ」

「あ?俺は行っちゃいけねぇのかよ!」

呆れた・・・
こいつはどんだけ鈍感なのかね

「わからない?ケイとユウは両想いだってこと」

「はい?」

本気で何を言っているのかわからないみたいだ
まじで馬鹿だよこの男
本物のバカがここにいるよ

「あーもう無理。疲れた」

「はぁ?なんなんだお前は」

こっちがいいてぇよその言葉

「あ、鞄とってこよーぜ」

タケの肩をポンポンと叩きながらカイトは出口に向かった

「そうだな」

単純なタケも何か納得したのか素直についてくる

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