「てめぇ!!!今わざと足かけたろ!!」
ガバッと起きたタケの額からは血がタラーっと流れている
「あらヤダwタケさん血が噴出してるww」
おかしそうに笑うカイトの胸倉をガッチリつかみあげるタケ
「もーそんな怒るなよー。つかケイの後をついていくのはどうかと思うけど」
「あ!?なんでだよ!」
「君鈍感ねぇー。ケイとユウを二人っきりにさせなよ」
「あ?俺は行っちゃいけねぇのかよ!」
呆れた・・・
こいつはどんだけ鈍感なのかね
「わからない?ケイとユウは両想いだってこと」
「はい?」
本気で何を言っているのかわからないみたいだ
まじで馬鹿だよこの男
本物のバカがここにいるよ
「あーもう無理。疲れた」
「はぁ?なんなんだお前は」
こっちがいいてぇよその言葉
「あ、鞄とってこよーぜ」
タケの肩をポンポンと叩きながらカイトは出口に向かった
「そうだな」
単純なタケも何か納得したのか素直についてくる