「ユウ?」
ベットで寝ていたユウは誰かが来たことに気付くとゆっくりと起き上った
「あ、ケイ」
目の前にはケイが立っていて心配そうに見つめている
小学校からケイと一緒で
なにかとイガミあっていたけどユウの心にはケイでいっぱいになっていた
でも、これが何なのか、今だにわからずにいる
隣にいることが当たり前のようになっていたからかもしれない
「どうだ?気分は」
「大丈夫。二人は?」
「さぁな、鞄でも取りにいってると思うけど」
「・・そっか」
なんだか気まずい空気が漂う
ジッと下を見つめていたユウの体が暖かくなった・・というより
ケイがギュッと抱きしめてきたのだ
突然のことにユウの頭は混乱
今までにこんなことはなかったため、動揺を隠しきれない
「ケ、ケイ!?」
「俺、物凄いイヤ」
「へ?」
「他の男に少しでも触れられたこと」
「そ、それは事故で・・・てかちょっとしか触られてないし;」
「俺さ、お前のこと好きみたいだ」
抱きしめていたケイが離れると、ユウの顔を間近で見つめて言う
心臓音が聞こえるんじゃないかと思うほどバックンバックンいってる