小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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「どうしたの?ケイがそんなこという男とは思わなかった」

「ああ、俺も絶対言わない言葉だと思った」

その言葉が可笑しくて、思わずユウは笑ってしまった

「なに」

不機嫌なのか照れているのかわからないケイの顔
でも、赤くなっているのがわかる
これは照れているなw

「ケイも可愛いとこあるんだなーって(笑)」

「うるせー・・」

ムッとしたのかケイがユウをベットに押し倒した

ニヤリと笑うケイの表情は悪魔みたいだ

「ちょっと!ケイ!?」

「返事は?」

返事を聞こうとせずに思いっきりキスをしてきたケイ
初めてのキスにユウはどうしていいのかわからなかったし、ケイのことが好きだったユウにとって
心がとても幸せでいっぱいになっていた

「ま、わかってるけど」

自信ありげにケイはいう

「なにその自信」

少しユウは悔しい表情でケイを睨んでいると、
いきなり閉じていたカーテンが開いた

「ちーす!鞄とってきてやった・・・・ぞー・・」

今の状況を説明すると
ユウをケイがベットに押し倒している状態で
それをカイトが見てしまったのだ

「あらw」

ニヤケタ表情でカーテンを閉ざすと
外でなにかと騒いでいるのがわかる

「いくか」

はぁっとため息をこぼすケイの後を追うように
ユウはベットから離れると、ケイの腕をつかんだ

その拍子にケイが振り向くと同時にユウからケイにキスをした

「おまっ・・」

「これが答えよ」余裕の笑みで言うユウに対し、ケイは笑った

「ばーか」

そういうと二人は熱いキスを交わした



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