小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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「タケぼーーう」

叫び声に振りむくと、カイトが走り寄ってきてタケの腕をつかむ

「なんだよ」

「聞いて聞いてーー」

騒ぎ出すカイトの後ろからケイが怖い表情で睨んでいた

「おいおい、悪魔まで一緒に連れてくんなよ」

「あ?ケイも来たの?ww」

何かを楽しんでいるかのようにカイトはテンションが高い

「カイト、てめぇ・・」

ケイが何か言おうとしたとき、ユウが隣にきてケイの手を握った

「やほー♪お二人さん」

見せびらかすように握った右手を片手にあげ、華やかに手を振る

「なんだお前ら?そんな仲よかったか?」

事情を知らないタケの表情がゆがむ

手を繋いでいる時点で気づくと思うけども・・・


「タケぼーはほんっと馬鹿だよなwみてわからない?こいつら付き合ったの!」

「はぁ!?いつからだよ!」

ほんとに知らないでいたタケはとても驚いている

「昨日からwだよねー?ケイさんww」

ニヤニヤしながらカイトが言う

そんなカイトがイヤになったのか、ケイはユウと共にどこかへいってしまった

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