小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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去ってゆく二人の後ろ姿をみて
タケは物凄く驚いている様子だ

「おい、まさかマジで付き合ってんの?」

「だからマジだって言ったじゃん」

カイトはタケを見てため息交じりに言う

「あいつら仲悪かったよな?」

「それが逆に仲の良い二人だったってことだろ」

理解しろや、と言わんばかりにカイトはタケを馬鹿にした表情で見る

「変な面」

「タケ坊よりかはマシw」

「てめぇ・・」

やっぱカイトと絡むと疲れるわ・・

「あ、そうそう♪タケちゃんメイド服希望かな?」

にやけながら話すカイトの顔は何かを企んでいるかのよう

「あ?お断りだな」

「けっwほんとは着てみたいくせに」

腕を組みながらなぜか偉そうにいってくる
カイトは手に持っていた袋をタケの目の前にもってくると

「おらよwプレンゼント♪」

そのプレゼントやらは馬鹿な俺でもわかる
なんせ、紙袋からは
得体のしれないヒラヒラが俺の目に映っているからだ

だれでもわかるだろうよ

このプレゼントが

メイド服だってことが!!!!!!!!!!




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