小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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学園際が始まると同時に
他校からの生徒がどっと押し寄せてきた

中には、親父や母親の姿も見える

こんな姿・・・ぜってぇみせたくねぇ

「タケぼうーーっ」

そんなタケの気持ちを無視して
カイトはお構いなしに大声で呼ぶ

「てめぇっ!!大声で呼ぶんじゃねぇっ!!!!」

「はいはい。つかもうオープンしてんだからさ、ちゃんと仕事してよ」

腕を組みながら、上から目線でカイトが睨みつけた

「あ?ぜってぇやらねぇ」

ちゃっかり親父たちはメイド喫茶にはいり、座っているのがわかる
しかも、周りを見渡し、俺らを探しているようだ

「ほらーー親きてんじゃんwあ!俺の親父たちと一緒に来てる」

「げ、最悪だ」

「早くいこうぜ!」

手を引っ張るカイトに連れられるまま、タケは重々しい足取りでついていく


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