学園際が始まると同時に
他校からの生徒がどっと押し寄せてきた
中には、親父や母親の姿も見える
こんな姿・・・ぜってぇみせたくねぇ
「タケぼうーーっ」
そんなタケの気持ちを無視して
カイトはお構いなしに大声で呼ぶ
「てめぇっ!!大声で呼ぶんじゃねぇっ!!!!」
「はいはい。つかもうオープンしてんだからさ、ちゃんと仕事してよ」
腕を組みながら、上から目線でカイトが睨みつけた
「あ?ぜってぇやらねぇ」
ちゃっかり親父たちはメイド喫茶にはいり、座っているのがわかる
しかも、周りを見渡し、俺らを探しているようだ
「ほらーー親きてんじゃんwあ!俺の親父たちと一緒に来てる」
「げ、最悪だ」
「早くいこうぜ!」
手を引っ張るカイトに連れられるまま、タケは重々しい足取りでついていく