小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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そして、
カイトとタケの両親が食事を終え帰ろうと立ち上がる

「それじゃ、他のとこもまわってくるよ」

いつもながら涼しげなカイトの親父が言う

タケは思う
カイトの親父が俺の父親だったらどんなに幸せだったろうか、と

「ばいばーい♪」

手を振るカイトのその姿は、周りにいた男性の心を鷲づかみ

見た目ほんとうに女の子ですから
萌えキャラに変身してますから

「なぁカイト、俺の親父と交換してくれよ」

「は?やだよ」

カイトもイヤのだろうか、タケの親父を嫌っているようだ

しかし、あのクソじじぃ・・・
母さんを目の前にナンパしている姿が痛い

つかやんなよっ!!!!

「ああ・・・・俺あんなのが親父だと思いたくねぇ」

「ははwタケに似ていいんじゃねww」

「あ?どこが似てんだよ!!」

またもや痴話喧嘩が始まる二人をよそに
問題のあの二人が姿をあらわした

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