「あらあらwタケはユウに対して本当素直なんだから」
カイトは知っている
タケがユウに優しい態度をとる行為が
あの女性と重ね合わせてみていることに
そして、ケイも知っていた
タケの過去を知っているのは、カイトとケイだけ
だから、ユウがタケと二人きりでも二人で話していても
そこだけは許していた
(他の男だったら許すつもりはないらしい)
「すいませーーーーん」
お客さんが新たに入ってきたのか、教室内が混雑してきた
「おいタケー!いくぞ」
「あ?まじでかえりてぇ・・」
嫌々ながらも、注文を取りにいくタケとカイト
カイトはノリノリで萌えメイドを演じてはいるが、タケの方は・・
「あーーーはいはい。オレンジとケーキセットだな」
無表情に注文を取ると、もってきた品物をバンっ荒々しく置く
「もータケったらダメね」
それを見ていたユウが心配そうにタケを見ていた
「ま、タケらしいけどな。他のとこいくか」
ケイがタケを見てフッと笑いながら、ユウの手をとり歩き出した