小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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「あらあらwタケはユウに対して本当素直なんだから」

カイトは知っている
タケがユウに優しい態度をとる行為が
あの女性と重ね合わせてみていることに

そして、ケイも知っていた

タケの過去を知っているのは、カイトとケイだけ

だから、ユウがタケと二人きりでも二人で話していても
そこだけは許していた
(他の男だったら許すつもりはないらしい)

「すいませーーーーん」

お客さんが新たに入ってきたのか、教室内が混雑してきた

「おいタケー!いくぞ」

「あ?まじでかえりてぇ・・」

嫌々ながらも、注文を取りにいくタケとカイト

カイトはノリノリで萌えメイドを演じてはいるが、タケの方は・・


「あーーーはいはい。オレンジとケーキセットだな」

無表情に注文を取ると、もってきた品物をバンっ荒々しく置く

「もータケったらダメね」

それを見ていたユウが心配そうにタケを見ていた

「ま、タケらしいけどな。他のとこいくか」

ケイがタケを見てフッと笑いながら、ユウの手をとり歩き出した




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