結局、翌日まであった学園祭はタケは行かなかった
ユウから電話もあったが行く気にはなれず・・
今やタケの家で,
「・・・俺を休ませない気かテメェラ・・」
ぐったりとソファに倒れこむタケをよそに
カイトとユウはトランプ遊び、ケイだけは勉強する気なのか
プリントを片手にタケの隣に座った
「さぁ、明日はテストだからな」
「完全に忘れたい・・」
タケの嘆きを無視し、ケイはプリントをテープルの上に広げる
見たくもない文字がいやでも目に映った
「あーーー俺様にみせんなぁーー」
バタバタと幼児のように暴れだすタケにケイは無表情で
「さっさとやれ」
瞳の奥に光る視線がとてつもなく冷え切っていた
ガバッと体を起こすと、タケは嫌々プリントを手に持つと復唱し始める
「ちょwタケぼうーーうるせーーぞぉ」
「こら!タケの邪魔しちゃだめ!」
うるさいカイトにユウがしかりつけるが全くの効果なし
カイトはタケと遊びたいようだ