小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>


それでもタケは復唱をやめない
カイトを無視しようにも

横から聞こえる声がとてもうるさい
めちゃくちゃうるさい!!!!!1

「タケぼんぼんー♪」

「そうだユウ!タケぼんの留年をかけて賭けでもしよーぜ」

「ちょっとカイト、タケの横でそんなこと言わないで」

「いーじゃん♪じゃ、俺とタケの部屋にでもいくー?w」

ニヤケながらカイトがちらりとケイとタケを見た

それには二人ともカチンときたようで・・

「「てめぇはうちに帰れ!!!!!!!!」

二人から怒りの言葉がふった

それでもカイトは陽気に笑いながら
ユウとのトランプ遊びに戻った

「ったく」

ケイもタケもイラつきながらも問題に視線を移す

タケは結構余裕なのか、すらすらと解けている模様

きっとケイのスパルタ教育に相当鍛えられたようだ

-51-
Copyright ©ミカエル All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える