小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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そしてテスト当日

クラスメイトは普通の授業を受けている中、一人テストを受けているタケ

見る限り、手が止まる様子はなくスラスラと解けている感じだ

それを見ていたカイト、ケイ、ユウの三人は余裕の笑みを交わす


授業が終わると同時に
タケは項垂れるように机に突っ伏した

「タケ坊ーおつかりーーーっ」

「はぁぁぁぁマジ疲れた」

「おつかれタケ♪けっこう余裕そうだったじゃん^^」

「解けて当たり前だけどな」

「うるせーー!俺なりに頑張ったんだぞ!」

もう結果はどうあれ、どうやらタケの留年は免れたような感じだ
タケもタケで余裕そうな感じだし

「あ、それよりー今日打ち上げしよーーぜ」

カイトの提案に素早く乗ったのは

「賛成!」
まぎれもなくタケであった

ストレスでも溜まっていたのか挙げた手がピンと伸びている

「それじゃーー・・・」

カイトの呼び掛けに

「「帰りますか!!!!!!!!」」

後の3人が付け足す

学校はまだ昼時
まだ午後から授業はあるが4人には関係のないこと

すぐさま帰る支度をはじめ、ふざけあいながら4人はクラスから去って行った


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