第4章ー転校生ー
春が来て夏がきて・・・
そして冬がきた
一年も残りわずかであっという間に高校生活が終わるような気がする
薄暗い外を眺めながらカイトの表情は寂しげであった
「ねぇねぇ!今日ね、転校生が来るらしいよ!」
余韻に浸っていたタケとカイトの前に
いつもと変わらない元気なユウが姿を現す
「えーwまじで。つかクラスメイト増えるのかぁ」
「イヤなのw?」
「べつにぃ。仲良くするきはないけど」
カイトはいつもタケの隣にいる
タケがいればそれでいいような感じで・・・
ユウはユウでそんなカイトの態度に心配だった
「カイトはさ、新しい友達ほしくないの?」
「どうして?俺らで充分ジャン」
カイトはグループを広げるつもりはないらしい
「なぁ、ちなみに男?」
不意にタケが口を開く
「うーーん男と女かな」
「何それw二人もくんの?」
「そう^^しかも双子らしいよー」
興味があるのかユウは結構興奮しながら話し出す