小説『青春の別れ』
作者:ミカエル()

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「おーwなんか面白くなってきたぞーw」

「ちょっとカイト!止めに入ってよ!」

「はぁ?なんでこの俺様が」

「初日から喧嘩かよ。問題児が入ってきたもんだ」

「ケイも大変だなwクラスのリーダーらしくアイツら止めたら?」

よくよく見ると、ショウという双子の男が結構な暴れよう

女のエミは無関心なのか、一人読書をしている

「男はやっぱ喧嘩強くねーとな」

タケは血が騒いでいるのか、興奮したように喧嘩をみている

「タケ坊も混ざってくればーw」

「無意味な喧嘩はしたくねーよ」

「ケッ(笑」

変な笑い方でカイトはタケを煽ってみるが無視された
けれど、無視されてもめげないのがカイトの長所である

「なにそれケッ(笑」

「・・・・」

血が騒いでいたはずのタケは無言になりながらも、何かに必死に耐えている様子だ

「ちょっとカイトやめなよ」

危機感を感じたユウはカイトを止めようとするがカイトはやめない

ついには無意味な喧嘩はしたくないと宣言していたはずのタケがキレた

「おいおいw無意味な喧嘩だじょーww」

襟元を締め上げられながらもカイトは楽しそうに笑う

「うぜーーーんだよてめぇは!!!」

「うざいのはお前だ。黙れ」

勉強をしていたケイもキレたようだ
その一言に、タケは大人しくなった
なんとも、ケイには弱いタケであった

「「てめぇ!!!!!覚えてろよッ!!!!!」」

いきなり響きだした声に反応して、喧嘩していたショウに視線が移る
ショウは結構喧嘩が強いようで、一人で片したようである

あんなに取り囲まれていたはずなのに。

しかしながら、喧嘩の原因が気になるぜ。

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