翌日の朝は何かが変化していた
「ついに結ばれたのねーーー」
ユウが大げさにエミと抱擁を交わす
隣にいたカイトはそんなユウにちょっと嫉妬
「お前もエミの気持ちに気付いたんだなー」
タケが呑気にそんなことを言うもんだから思わず
「エミが好きだったのは・・・」
タケに気持ちを伝えようとしてしまい、すぐに口を閉ざした
でもエミが俺をいつ好きになったのか気になる
昨日はそんな聞く暇もなかったし・・・ってヤバい
思い出してしまう//////
「エロガキ、何思い出してんだぁ?」
真っ赤になったカイトに気付いたショウがおちょくってくる
「あ?うるせー」
ショウはニンマリと笑いながら
「昨日はエミりんとどこまでやったのかなぁ?」
なぜか敵意むき出し
「さぁどこまでかなぁ?」
ニコッと笑いながらも目は鋭くにらんでいた
「あーでも、エミりー昨日は超激しかったなぁー腰がいてぇ」
ふぅーと溜め息を吐きながら言うカイトに、ショウは少しばかり驚いている様子
ちょっと落ち込んでいるようにも見える
でもそんなカイトの言葉を耳にしたエミの行動は素早かった
カイトの首を締め上げる力が半端ない
さすがは総長になるだけの素質あり
「エミりーさん冗談ですよー」
青ざめていく表情のなか、必死の抵抗
そんな二人の様子をみていたタケは思わず笑ってしまった
「お前らやっぱりお似合い」
そう言葉にするタケの表情は少し、寂しげな感じだった