小説『主人公総受け物語〜アニポケ編〜』
作者:天の河()

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第24話『2人組の企みと発電所の危機』

前書き

発電所に降りかかる最大の危機!?





ジュンサー「あなた達、そこで何をしているの?」


???「マズイ!! 見つかったわ!」


 そこへ、カスミ達とジュンサーが駆けつける。


カスミ「! あ、アンタ達は!?」


 カスミ達が見た2人組の正体は…


カスミ「ヤマト!」


ハルカ・ヒカリ「「コサンジ!」」


コサンジ「コサブロウだ! って、作者も間違えてんじゃねぇ!」


 あぁ、本当にコサンジかと思った(棒読み)←by. 天の河


ノゾミ「ヒカリ、あの2人は?」


ヒカリ「ヤマトとコサンジと言って、あの2人もロケット団よ。」


コサンジ「だから、コサブロウだって言ってんだろうが!」


 ヤマトとコサン…コサブロウとは初対面のノゾミが、ヒカリに彼らについて聞く。2人がロケット団だって知ったノゾミは、


ノゾミ「ロケット団の2人組って、喋るニャースを連れた連中だけかと思ったら他にもいたんだね。」


ヤマト「あたし達は、ムサシ達のペアとは違うわ。」


コサブロウ「あんな奴らと一緒にするなよな。」


カスミ「でも、同じ悪事を働くロケット団だってことには変わりないわよ!」


 カスミ、ハルカ、ヒカリにとって、この再会は出来ればあって欲しくなかった出来事である。それは彼女たちには散々な目に遭わされているヤマトとコサブロウにとっても言えることではあるが…


ジュンサー「ロケット団、あなた達を逮捕します。」


ヤマト「あらあら、そんな事言っていいのかしら〜?」


コサブロウ「お前達、これを見ろ!」


カスミ・ハルカ・ヒカリ・ノゾミ「「「「!?」」」」


ジョーイ「こ、これは一体!?」


 コサブロウが示す方向にあったもの。それは…


エレキッド「エレキィ…。」


ビリリダマ「ビリィ…。」


 数匹のエレキッドとビリリダマが檻に入れられていた。彼らは怯えた表情を浮かべながら、カスミ達を一点に見つめる。


発電所職員「あ、あの子たちは、発電所付近を住処とする野生の電気ポケモン達です! よく発電所の電気に惹かれてやって来るので、分かります!」


ヒカリ「な、なんですって!?」


ハルカ「一体、このエレキッドとビリリダマ達を捕まえてどうする気なの!」


 捕えられたエレキッドとビリリダマが、発電所付近を住処とする野生ポケモンと知ったカスミ達。ヤマトとコサブロウに語気を強めて、ポケモン達を捕獲した理由を聞き出す。


ヤマト「あたし達ロケット団は、この発電所の発電機能には前から目を付けていたのよね。ここを占拠してアジトと海底ケーブルで繋げば、発電所の電気はあたし達ロケット団のものになるの。」


コサブロウ「おまけにこの近くは、電気ポケモン達が多く生息している。そいつ等を捕まえてロケット団で育てれば、我々の貴重な戦力及び電力源になるって寸法さ。」



 今回ロケット団はハナダ発電所を占拠して、発電所でつくられた電気を海底ケーブルを介してアジトに供給することが目的のようだ。さらに、発電所付近に住むポケモン達を利用して、さらなるロケット団の戦力及び電力源を確保したいようだ。


ジュンサー「そんなことをすれば、ハナダシティいやカントーじゅうの住民が困るわ! 今すぐ、中止しなさい!」


ヤマト「あ〜ら、あたし達の知ったこっちゃないね。」


コサブロウ「そんな事は自分たちの立場をわきまえて言うんだな。ふぅ〜、それにしても、ハナダシティじゅうの自家発電装置を偽物とすり替えておいて正解だったな。」


ヤマト「あんなのがあったら、俺たちの計画の妨げになりかねないからね。」


ノゾミ「それじゃあ、ハナダジムの自家発電装置も…。」


コサブロウ「それも俺たちが電気工事の作業員に変装してすり替えておいた。」


 ハナダジムの自家発電装置が偽物にすり替わっていたのも、ヤマトとコサブロウの仕業のようだ。


ヤマト「まぁ、せいぜいあたし達の計画が成功するのをそこで指をくわえて見ているんだね。」


カスミ「うぅ…。」


 ポケモン達を人質(ポケ質?)に取られ、何もできずにいるカスミ達。さらに、他のロケット団員も合流し、さらに窮地に立たされる。この状況をどう打開するのか…


続く





後書き

カスミ達、大ピンチ!?

-27-
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