小説『テンプレなオリ主モノ』
作者:アゲハ()

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「俺達の戦いはこれからだ!は終焉のお知らせ」
  どーも転生オリ主です。現在、ネギ君が知恵熱出した所。告白で知恵熱って出るんだろうか?しかし、情けない主人公だな、オイ。
「刹那。この後、空いてるか?」
「え?いや、空いてますけど・・・」
「修行、付き合ってくれねーか?」
そう、今夜は朝倉P企画のなんかがあった。朝倉ェ・・・。

「結界、展開。固有時制御、発動」
―投影開始。
―黒刀秋水、選択。
―投影完了。
「さぁ、戦争をしよう」
黒刀を構え、
「避けろよ?」
斬る!!だが、
「いきなり、ですねッ!!」
夕凪で防がれる。夕凪を弾くと同時に、空間に魔法陣を展開する。
「求めるは切断>>>・切斬断」
斬撃魔法を放ち、
「戦刀術、斬々舞」
上段振り下ろし、下段振り上げ、回転斬り、最後に焔切りの連撃。斬撃づくしの連撃、故に斬々舞。だが、
「全部受け流すか?普通・・・」
オニーサン、ショックだわ・・・。中学生に才能で負けて、攻撃全部受け流されるとか・・・。情けなさ過ぎるがな・・・。
「先生こそ、手加減、しましたね・・・」
あーあ、バレてやんの。
「全然?むしろ、本気でさぁ」
嘘だ。全然本気ではない。本気なら、初撃にて絶殺。或いは秒殺、瞬殺、必殺。手数、経験、技術、身体能力、魔力、魔法知識において俺は刹那を圧倒している。才能以外では刹那は俺を負かすことは不可能。
―魔法陣、展開。
「!?」
「殺さない程度にはな!!」
だが、彼女には強くなっって貰う。俺が居ない時に、襲撃があった場合の対処をして貰う為に。今、3年A組でこの状況を理解しているのは刹那とネギ達のみ。ならば、その中でも最強の刹那を強化するのみ。

いざという時に、俺自身を殺して貰う為に。

―魔法、連続放出。
「ッ!!?神鳴流奥義、雷光剣!!!」
そぉくるよな。予想してたぜ。俺は、一気に刹那に接近し、上段で切り裂く!!
「くぅ!」
―敵、後方に移動。
「テオ・ザケル!!」
ザケルの上位互換。範囲はそこそこで威力もある。中々に使い勝手がいい術だ。
「はぁぁぁぁぁっ!」
―前方に敵、確認。
避けるよな!そう思っていいたぜ!
「固有時制御、六倍速ッ!!」
自身の体内時間を六倍まで引き上げる。ネギま世界における時間魔法は、曖昧だ。だから、世界の修正は無いはずだ。
―加速。
「戦刀術、焔切り」
神速。神の領域の速さ。レベルは、十年後の刹那が出せるであろう、速度。世界の修正は来ない。
―断定。時間魔法による世界修正は皆無。
―敵、生存を確認。
当たり前だ・・・。戦闘思考に入ると、戦闘以外は考えられん。ちょくちょく切らなきゃ、俺自身の思考が飲み込まれる。
「今のを防ぐか・・・。恐ろしい才能だな」
正直羨しい。才能がないから努力が出来るが、才能もあって困るもんじゃない。寧ろ助かる。俺も欲しいよ、才能。いや、才能があったら限定され、束縛され、拘束され、その才能の方向性しか極めれない。だから、これでいいのかもしれない。
そう思う。
そう思おう。
そう思わせろ。
「ハァ、ハァ、ハァ、先生こそ、全然、消耗、して、ないですね・・・」
「あぁ、努力してるからな」
毎日48以上の鍛錬という矛盾。エミヤの戦闘経験からの戦術予測。俺自身の努力がなによりも強くしている、筈だ。
護るんだ。絶対に。綺麗事でも残酷でも汚くても醜くても。誰かを。俺以外の誰かを護れるのなら、何でもいい。こいつらを護れるのなら、神だって悪魔だって、何だって殺す。
「まだ、行けるな?」
―たとえ、戦争になろうと・・・。

ん?今、俺以外の思考が?そう言えば、俺は何時から戦闘思考を使い始めた?何時、気付いた?戦闘思考とは、なんd・・・
「ハイッ!」
―敵、確認。―封印術式、発動。
「さぁ、行くぜ?」
―干将莫耶、投影開始。―記憶封印、完了。
あぁ、手に馴染む。手が吸い込む様だ。ここまで完全に馴染むと、体の一部の様だ。俺は、エミヤ自身に成りつつあるのか・・・?
体は剣で。
血潮は鉄で。
でも、心は硝子に・・・。
そして、最後には・・・。
剣の丘で、勝利に酔うことになる俺は・・・。
エミヤと言って、いいのだろうか?
―身体、異常無し。―封印術式、終了。
「拘束術式、発動」
―対象、自身。
―吸血鬼、魔力並びに身体能力、拘束封印完了。
「ハンデだ。俺は、今からお前と同等まで、力を落とす」
残るのは経験、投影、魔法、魔術、戦闘技術、あとはPSI。
―現存戦力のみで、敵の無力化。可能性を思考。
―断定、可能。40%の確率で無力化。殺害ならば60%。
「クッ、大言壮語にも程がある」
殺害はなしだ。
―思考演算、再計測。
―断定、40%。
「ライズ、全開ッ!!」
さぁ、戦おう、戦争しよう。よろしいならば、クリークだ!!
「神鳴流、斬岩k」
遅い!右の干将を横に振るう。
「チッ」
難なく受け止められる。鐔競り合いだ。だが、左の莫耶での突き、攻勢に出る。
「ハァッ!」
だが、向こうの方が速い。右の干将に回転を加え振い、弾き、距離を取る。
「マテリアル・ハイ」
空中に足場を作り、眼鏡を外す。
―視覚情報、『脅威』並びに『直死』、強制発動。
「今回ノ相手ハ子供カ」
「殺そう、全てを殺そう。斬殺か?刺殺か?何でもいいゾ」
ヨヨとデスさんだ。
―PSI、発動確認。
―視覚情報拡大。これによる脳負荷増大。
黒い線と点が、白い靄が。俺の眼には視える。
「神鳴流、斬空閃!!」
―前方、飛翔型斬撃を確認。
―死線、視覚情報として認識完了。
あぁ、殺せるな。右の干将を線にそって動かす。
「なっ!?」
それだけで攻撃を殺す。
―脳負荷、尚増大。
干将と莫耶を刹那に投げつけ、俺は空を蹴る。
「20%、ノヴァ化」
両腕を暴王と化し、刹那を襲う。
―虚刀流・我式、双・双腕鬼殺し。
鬼を殺す。その概念を持つ、消滅の両腕は刹那を襲う。
しかし、避ける。ならば、
「暴王の円盤」
黒の円刃。消滅の力を持つ、破壊の刃。圧倒的な暴力を、彼女に振るう。
が、やはり、戦闘センス、才能は彼女が上。避けられるのは至極当然。否、避けてくれねば困る。・・・殺傷能力高いもんね!
「危ないじゃないですかッ!?今の攻撃、当たってたら死んでましたよッ!?」
「アホ。信頼して、攻撃してんだ。刹那たんなら避けれるかなーって」
「刹那たんって何ですかッ!?巫山戯ないで、ちゃんと戦ってくださいッ!!」
嫌だ。俺の能力、殺傷能力高いのばっかだし。結界展開しての擬似オペオペの実は、魔力消費が高いし。逆刃刀でも投影するか?それだ!!
待て。才能は彼女が上だ。さらに封印状況で剣を使うなんて自殺行為だ。ならば、
「避けるのみッ!!」
カイルよ・・・お主の戦法、使わせてもらうぜ!!
「斬空閃!!」
あらよっと
「雷光剣!!」
そらっ
「こんなもんか?」
「やっと、止まりましたね・・・」
―罠、設置完了。
―非殺傷レベル、維持。
―勝率演算中。
―100%。
ふむ、確定だな。
「刹那、お前の負けだ」
俺の勝利宣言。なにこれカッコイイ・・・。
「ッ!?余裕ですね、先生・・・」
「だって、」
俺の台詞が言い終わる前に、設置していた罠が解放される。
「お前は、俺の罠に気付かなかったもん」
―捕獲、確認。
傷は・・・無いな。
「さて、お前は見えない檻に囲まれている。此処から逃げ出すのは至難だぜ?」
「・・・はい。私の負けです・・・」
「よろしい」
見ろ、我が軍が圧倒的ではないか!だが、俺達の戦いはこれからだッ!!
「うん。連載終了だなこれは・・・」
「メタ発言ですよ、先生・・・」
それにしても、頭痛が半端ない・・・。メガネしてんのに・・・。
「悪い刹那。結界解けそう・・・」
解いた瞬間に、
本屋とネギ坊主が、
キスしてますた・・・・。
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目の前には、キスしてる本屋とネギ坊主・・・。
「朝倉ァァァァァァァ!!!!!!!!!!」
翌日、朝倉が泣きながら正座していた・・・。

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魔法先生ネギま!(1) (講談社コミックス―Shonen magazine comics (3268巻))
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