小説『テンプレなオリ主モノ』
作者:アゲハ()

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「青春は一度だけ、そして今だけ」
 どーも、皆さんこんにちは。転生オリ主の衛宮四季だお。只今絶賛修行なう。てか中々にPSIは強敵だ。チートボディな俺でもかなり手古摺っている。

「はぁ、はぁ、」
息を切らしながら、頭の中でプログラムを組む直す。体を組み替えるのは簡単じゃないな・・・。現在、ノヴァの修行中だ。中々に辛い。現在の進行状況、50%と言った所か・・・。
「くそっ」
気を抜けば、存在が消えてなくなるからな・・・。アーカードもそんな感じで30年間もいなくなったし・・・。
さぁ、地獄の再開だ・・・。
「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁああぁぁああああああっ!!!??!!?!?!?」
壁が出てこないだけマシか・・・。激痛に耐えながらノヴァを細胞に組み込む。まだだ、まだ始まって14時間程度。結界を張っているから、外では2時間位かな?
「はぁ、はぁ、はぁ、痛てぇ・・・」
危険な領域はここからかな?正直キツい。でも、アイツ等を守る為だ。この程度、耐えてみせる・・・。しかし、脳死回数二桁を超えたかな?夜科達は4日程時間があったからな・・・。星空間があったらな・・・。それを84時間に短縮、尚且つ教師がいないんじゃ脳死するわな・・・。
「くそ、時間が足んねぇな。もっと早くから修行するべきだったな・・・。少し休憩しようか」
整理しよう。現在使用可能PSI,「暴王の月」「生命の樹」「幻視」「ライズ」「バースト」「トランス」「爆塵者」「パイロ・クイーン」「電磁’n」「トリック・ルーム」「瞬間移動」「マテリアル・ハイ」「神刃」「氷碧眼」「潜航師」「CURE」と言った所か・・・。うん、特殊系と空間操作系は大体使えるな。しかし、「千年万華鏡」が使えないのは痛いな。ある意味未来は知っているがな・・・。
「そしてノヴァが出来無いのも辛い、な・・・。でも出来る様にはなってきた」
でも、「脅威」を使えるのは嬉しい誤算だ。てっきり「幻視」系は全部アウトだと思っていたが、これが出来るだけで戦略の幅が広がるな。あれはチートだしな。
あと「幻視」と言ったら、新型が出来たお!その名も「直死」。うん、ぶっちゃけ「直死の魔眼」だね。つーか常時発動しているから脳が・・・。で、コイツもなんか精霊?みたいな奴がいる。「デス」とかいう安直ネームだ・・・。でも「デス」さん。ただいるだけな感じ・・・。一体何ができるんだ?まさか、死神・・・?そして、魔眼。魔眼といえば、テッテレッテテッテーン「魔眼殺し」!!眼鏡だお。うん、目覚める前と変わんねーわ。PSIといえば「暴王の月」も使えるしな。試したが、気や魔力などにも効果が有るみたいだし・・・。
「守るんだ、護るんだ、これだけは譲れない!だから強く、強くなって、力を付けるんだ」
あの時は守れなかった。アイツを・・・。だから、二度と繰り返さない為に。
「待て、アイツって誰だ?」
わからない、理解出来無い。なんだ、これは?この感情は?それに、何故俺はアイツ等を守り護ろうとするんだ?何故だ?
-踏み込んではイケナイ
何故?
-理解してはイケナイ
なんでだよ!!俺の、俺の記憶だ!!
-思い出さない方がイイ
例えそうであっても!!
-忘却スル、忘レサセル、破壊スル、壊ス。思イ出サセナイ
俺の記憶だ!!
-自己防衛術式・発動。記憶破壊術式・始動。過去10分間ニ及ブ記憶ヲ破壊。えらー、破壊不可ト断定。封印術式・始動。過去10分間ニ及ブ記憶ヲ封印。封印・完了。封印ぷろてくと、三重ノぷろてくと・始動、ぷろてくと・完了。自己防衛術式・終了。



なんだ?いつの間にか寝てたのか?記憶がねーんだけど・・・。まぁいっか。
「さて、修行再開だ。今度こそ完全なノヴァ化しなきゃな。他の能力も練習しないと、いざと言う時に役に立たんしな・・・」
さぁ、強くなろう。
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「せ、成功だ。成功だ!やっとノヴァ化に成功した!!」
完成したぞ!脳死は三桁超えして、人間10人分位の鼻血を出しつつも、完成した!残り時間、24時間を切っているがなんとか成功した。
「思念体になったから物理攻撃がより効きにくくなったぜ。どんどんチート化していく自分が怖い。こんだけ時間あるなら他のPSIの修行しいようかな?」
いや、やっぱ一回出てみよう。外がどなうなっているか気になるし。


ん?朝飯の時間か。腹減っているから丁度いいや。
「おはよう、木乃香、無事か?」
「あっ先生、おはようございます。はい、昨日の襲撃から何もありませんでした」
「そうか、そりゃよかった」
でも気を抜けぇな。前回、アーウェルンクスの野郎が出てきやがったからな。アイツの強さは少なくてもラカンと同等と見たほうがいいな。タカミチには圧勝だが、俺自身の強さが全くわからん。だから一概に大丈夫とは言えない。それが辛いな・・・。
「絶対大丈夫とは言えん。だが、少しは俺を頼りな」
「!はいっ。ありがとうございます」
「今日は一日木乃香達に付く。だからお前も少しは楽になるだろうさ。若いうちからあんま苦労しなさんな」
そう、護るんだ。絶対に。だからこその力だ。
「それより、」
「はい?」
「いい加減、木乃香とちゃんと向き合ったら?」
「えっ、よ、余計なお世話ですよ、先生」
はぁ、頑固だねぇ。ホント。でも、
「やっぱ、木乃香自身もいい気にならんぞ?」
「それでもです」
「そっか。まぁ相談なら何時でも乗るから、何時でも来なよ?」
「はい。ありがとうございます」
「あぁ、じゃあ行くわ」
「先生、その、なんで眼鏡を?」
あっ忘れてた。
「魔眼に目覚めたんだ。包帯や眼帯は視線がイタイから、眼鏡にした。作るのに苦労したよ・・・」
うん、エミヤよ・・・。何故「魔眼殺し」を投影しなかったんだよ・・・。中々思い出せなかったんだぜ?名称が・・・。思い出したらそのままだったし・・・。
「そうですか・・・。先生はどんどん強くなていきますね・・・」
「当たり前だ。お前らを守るためだからな」
そうだ。こいつ等を守るためなら、何処までも強くなってやる。
「それに、危険な魔眼だったしな・・・。出来たら使いたくない」
というか、「殺し」ちゃうんだよね、何でも。「視」えちゃうんだよね、驚異が・・・。混ぜちゃダメな魔眼が混ざったから、敵なしじゃね?脳の負荷がヤヴァイが・・・。


「ネギ、今日俺は木乃香の護衛になるから」
「えぇ!?衛宮先生もですか!?」
あぁ、今日は告白イベントか・・・。青春だねぇ。
「あぁ。昨日あんあことがあったんだ。教師として当たり前だ」
「そうですね。今日も頑張りましょう」
くくっ、一体何が起きるか楽しみだねぇ?
「エミやんがなんか黒い・・・」
さぁ舞台となる奈良公園に行こう。
「なぁ木乃香。今日一緒に回らないか?」


瞬間、時が止まったように周りから音が消えた。


「なんだ、ダメなのか?」
あれ、本格的に嫌われている・・・?もしかして俺、そんなに嫌われていたのか?さっ流石にそりゃねぇよな?ホントならショック過ぎるぞ・・・オイ。
「ほっホンマにっ!?」
えっ、喜んでる?
「あ、あぁ。一緒に行くか?」
うん。嫌われていないんだな?そっか、教師がいきなり誘ってきたから混乱したんだな・・・。でも、そこまでオーバーなリアクションは・・・どう言う意味?
「うん!!」
いい笑顔だなぁ。先生、頑張っちゃお!
「そお言えば、なんでエミやん眼鏡なん?」
「コンタクトがなくなってな。目が悪ぃんだよ。俺は」
気配?この気は・・・、刹那?嫉妬かな。アイツめ・・・、そんなに気になるなら自分から言ったらいいのに・・・。全くもって青春だねぇ。

奈良公園。そこは鹿がいる場所だ。この体になって、動物が寄って来ない。めだかちゃんバリの動物避けが常時発動中だ。つまり・・・
「先生って、動物に嫌われているの?」
「うわっ、エミやんに寄り付く動物がいいへん!?」
「やめてくれ、結構傷つくんだ・・・」
どうやら、動物には俺が人間でも、それ以外のナニカが混じっているのが理解できるみたいだ。畜生どもめ!!そんなに俺が嫌いか!?俺はこんなに愛があるのに!!愛しているからといって、愛されるわけじゃない。だが、動物たちよ、そんな露骨に避けないでくれよ!
「畜生!!動物なんて、動物なんてー」
涙が出る。だって、男の子だもん!!あっでも今畜生とか言っちゃったけど・・・。ええい、それでも俺は動物が好きなんだ!!
「エミやん!?」
「うわー、衛宮先生が珍しく壊れた・・・」
「先生はそんなに動物が好きなんですか?それより、のどか。衛宮先生と近衛さんがいなりました。これはチャンスですよ」
「青春だねぇ、どか嬢ちゃん。それに協力する夕映嬢ちゃんも。青春だねぇ、ホント・・・」
「って先生!いつの間に!?てか、私を忘れてるよ!?」
「お前はノリで協力してそう。だからな〜。あと、俺を誰だと思ってる?瞬間移動なんてお茶の子さいさいさ」
「先生は運動神経がいいのですね」
「そんなことより、のどか嬢ちゃん。頑張れよ。俺は生徒を全力全開で応援するさ」
言って、頭を撫でる。うん、生徒の恋路を応援するのは先生の役目だよねぇ。まぁ、相手が先生だが・・・。








さぁ、今日も一日頑張りますかぁ。

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