「嘘」
前回のあらすじ
落下→着地→泣く→出会う→魔法→逃げる→頼む←今ここ重要!!
どーもチートオリ主だお!調子に乗って魔法使いすぎちゃった、テヘッ!
「本当にご迷惑をかけ、すみませんでした!!」
全力土下座しながら学園長、タカミチ、刹那、エヴァに謝る・・・
「魔法を使えとは言ったが、何故攻撃魔法を使ったのだ・・・」
エヴァちゃんに呆れられた。まぁそうなるわな・・・
「だって、わかり易いかな〜って思ったから?」
「何故疑問なのだ!!はぁ、呆れてものも言えん」
え?そこまで!?嫌だ!美幼女に嫌われたくない!!
「ホントにごめん」
「それで、君は一体何者なんだい?」
デスメガネがが俺に聞いてくる・・・けっ、男にゃ興味ねーよ!!
「青い鳥のチルチルってんだ。知らないかい?」
「「「なっ?」」」
「嘘だけど!」
スッ
「すいませんでした!!」
「なんで嘘なんて付いたのですか!?」
刹那たんが聞いてくる!可愛いマジ可愛いよ、刹那たん!
「怖いからだよ・・・」
「何が!?」
シリアスな雰囲気を醸し出してみる。巫山戯たい・・・orz
「周りはみんな知らない、わからないことだらけ。しかも自分のことも思い出せない・・・さらには、魔法なんて得体の知らないことはしっかり記憶しているんだ。
だから、かな?」
「「「・・・・・・・・」」」
うぇ、想像以上に重いな。想いだけに・・・
彼らは彼らなりに何かを考えていたのかもしれない・・・思っていたのかもしれない・・・
だから俺は、できるだけ、誠実に切実に嘘を付き願う。
ここにいる人達は想像じゃなく、現実だから・・・
「その、なんだ。図々しいにもほどがあるが、できたらここに暫く居させて欲しい。何者かわからない俺自身を探すために・・・」
嘘を付く、優しく狡い、嘘を付く。これは俺の偽善だ。正直に話した方がいいかもしれない。
でも、それでも優しく甘い嘘が、俺の偽善が、彼らの為だと、最善だと思いたい。
人の為、嘘を付く。故に俺は正真正銘の嘘つきで偽物だ。
「まぁ、戯言だな・・・」
「なに?」
「なんでもない」
そして・・・
「わかった。この学園に滞在することを許可しよう。ただし、」
「ただし?」
「タカミチくんの補佐をしてもらいたい。最近彼はこちらの仕事で忙しいからのぉ」
一応、信用してくれたのかな?
「ありがとうございます」
「それと、お主自身の魔法のことも話してもらいたい」
はぁ、めんどくさ・・・
因みにずっと土下座だから(笑)
カクカクシカジカシカクイmはっ!?なんか変な電波受信したぞ!あれは一体・・・?
「自分自身もわからん、か」
「はい、一応こっちの魔法も使えるんですが・・・。まるで、世界の違う魔法を幾つか使える感じです」
実際そうだしな。
「あれら以外にも魔法があるのか?」
「ん?ああ、幾つかあるぞ。それこそチート過ぎるのが・・・」
「・・・いったいどんな魔法を隠し持っているのだ・・・」
また呆れられた・・・
「んー例えばだが、分解魔法とか?」
「分解魔法だと?」
「うん。この魔法も違う魔法って感じかな?例えばこの世を全部、情報が構成しているとしておこう。それこそ、人間から動物、自然、魔法、吸血鬼などまでが。
俺の分解魔法はそれを全部バラバラに、原子レベルまで分解することができるんだよ」
達也くんマジパネェッス。
「待て!それはチート過ぎるぞ貴様!」
「だからチートっていったじゃん。因みにこれは最上にして最高にして最強の魔法のくせして、ある一面から見たら魔法じゃない」
「何故ですか?」
刹那たそ可愛い・・・お持ち帰りしたい!
「あくまでもこれは俺の持論だぞ。なぜなら、魔法とは情報を変化させることだからだ」
「・・・言っていることがわからんのだがのう」
ジジイうぜぇ・・・
「例えばだが、爆発を起こすとします。規模はこの際どうでもいい。爆発を起こし、成功した。この結果が重要です。この魔法は、空間に爆発を起こす、いわば空間の情報を書き換えることなんだよ。これでわかったろう?」
「いや全然」
こいつ・・・馬鹿なの死ぬの?
「つまり、事象を書き換えることこそが魔法だ。なのに分解魔法は情報をバラバラにするだけ・・・。それを魔法と呼んでいいのだろうか?というわけさ」
実際達也くんは出来損ないと言われていたからねぇ。
そう、この分解魔法は単純で強力で、それこそ神の領域まで行っているクセして、魔法ではないと言い張れる。まぁ人間の身からしたら、十分脅威だよね!!
達也くんといえば、再成も使えるな・・・キスショット並みの再生能力とアーカードの命のストック、そこから、達也くんの再成って・・・どんだけ生きたいいんだよ、俺。
「他にも隠し事は多いが、それはを明かすのはまた今度にしよう。今日は疲れた」
「いや最後に一つでけ決めねばならんことがある」
うぇ、マジめんど・・・
「名前、どうするのじゃ?」
あっ!?