小説『テンプレなオリ主モノ』
作者:アゲハ()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

「原作開始カウントダウン」
どーも転生オリ主こと、「衛宮 四季」だお。名前の方は前話を見てね!しかし、ライフカードマジ便利。現実逃避の時とか役に立つな・・・。
そして今、俺は・・・・・・・・・・・
 
「どーも高畑先生の補佐になりました、衛宮四季だ。よろしくね!歳は18でボシューチューだ」
ということだ。うん。聞いてんかったorz・・・・だって、補佐としか言ってなかったからさ。てっきり、裏の仕事の補佐かな〜と思っていたのに・・・まさか教師とは・・・・世も末だな。
「質問は受け付けんぞ、今は。休み時間にどんどん来い」
しかし、ネギ坊主はいつ来るのかねぇ?確かあと一ヶ月くらいで原作開始だったはずだ。うん。もう時間ねーな、こりゃ・・・。早いとこ「CAD」を作らなきゃならんねぇ。「爆裂」や「分解」をそれに入れたら・・・うわぁ、相手が可哀想だな・・・攻撃が通じないし、爆裂で紅い花を咲かせれれるしで・・・。一応「ファランクス」も使えるしねぇ・・・。あれ、ガチで防御チートだしな。我愛羅以上の絶対防御だキリ(`・ω・´)、ってレベルだしな。あれ?「CAD」なくてもいいんじゃね?一応全部できたし・・・。俺ガチチート!!俺TEEEEE!!
そういえば、ガッシュ系統の技も使えたぞ。「千の雷」唱えたら無性に「ザケル」って言いたくなったから、唱えれば、出ちゃったよ・・・。どうやら、俺が覚えている呪文は全部使えるみたいだな。どんだけチートなんだよ。クリアやブラゴの術は攻防一体の術が多いからな。使い勝手がいいし、効果範囲もデカイのばかりだからな。てか、クリアとかもガチチートじゃん。完全魔法無力化もできるし、消滅の力は攻撃チートだし。勿論ガッシュの術も全部使える。いや〜「ザケルガ」で「千の雷」貫けたよ・・・。しかも「ザクルゼム」抜きで・・・。まぁガッシュ世界もチートのインフレだしな・・・。「シン」も全部使えるし。「シン・ポルク」は最強だわ。
 「じゃあこんな感じで今日はシューリョーな。みんな、先生どうっだった?」
そんなこんなで授業が終わったぞ。うん、中々好評で先生嬉しいぞ。あっ因みに、今の格好は「センセイ」の帽子なしバージョンだから。ネタわかるかな?わかったらいいと思うが・・・。てか俺誰に対して話してんだ?最近電波でショーがないな・・・
 
うん。こんな感じでもう一ヶ月だ。この一ヶ月、魔法や魔術の修行、もとい確認で自分の実力が思い知らされた・・・。「滅竜魔法」も使えるがな・・・。思いつきでやってみたらできたよ。もうヤダ、なんなのこのチートは・・・。
でもその甲斐あって、気付いたことがある。どうやら才能は魔法・魔術系統に全振りされてるみたいだ。つまり、エミヤさんの剣技が習得できるわけだ。これは嬉しい。努力の果てに得たあの剣技は、何より美しく尊いものだと俺は思う。だから仕事が終わったらエヴァの別荘でひたすら剣技を練習している。憑依経験と「ガンダールヴ」の組み合わせで、才能のない俺は技能を底上げしている。勿論武器は「干将莫耶」だ。二刀流とか、カッコよくね?
ここ最近は純粋な剣技(憑依経験と「ガンダールヴ」抜き)でタカミチと渡り合えるようになっていた。やっぱ、エミヤの経験と「ガンダールヴ」のコンボ+アーカード&キスショットの身体能力は反則だわ。でも・・・

鋼と拳圧がぶつかる音が響く。
「ちぃっ」
ギリギリのとこでタカミチが避ける。
「オラっ!」
そこからの追撃。右の剣で胴を薙ぐ!
しかし、それもタカミチの居合拳で弾かれる。ってこの距離は・・・
「豪殺居合拳!!」
「やらせはせん!やらせはせんぞぉぉぉ!」
といって、なんとか剣で拳圧を逸らす。ちぃ、奴は化物か!!
「タカミチ最近強くね!?」
「君の修行に付き合っててたら、嫌でも実力が上がるよっ!!ガトウ・カグラ・バンデンバーグ直伝、七条大槍無音拳!!」
うぇ!!あいつ、ゴツいの撃ってきやがった!!
右の干将に魔力を込め、投擲。そして・・・
「壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)!!」
これでなんとか攻撃を逸らす。そして、再び干将を投影。接近!!
「千条閃鏃無音拳!!」
タカミチは無音拳を広範囲に連射してくる。ならば!!それを全て防ぎきるまで!!
そして再び鋼と拳圧がぶつかり合う。
この技、さっきの技より威力が弱い代わりに連射に優れているんだな。てかマジ千回連射してね!?

「君は化物かい!?」
全部防ぎきったら、そんなことを言ってきやがった。って誰が化物じゃぁぁぁ!!
「タカミチ!!失礼にも程があるぞ!!ゴラァ!!」
ならば、吠え面掻かせてやる!!
「―――鶴翼、欠落ヲ不ラズ(しんぎむけつにしてばんじゃく)ゥ!!」
そういって、「干将莫耶」をタカミチに向けて投げる。予測通り、タカミチは干将莫耶を弾く、馬鹿め!!防いだな!
「―――心技、泰山ニ至リ(ちからやまをぬき)ィ!!」
両手に投影した干将莫耶を再び投げる。タカミチはこれをまた弾く。
「―――心技黄河ヲ渡ル(つるぎみずをわかつ)ゥ!!」
三回目の投影。またもや投擲。
「―――唯名別天ニ納メ(せいめいりきゅうにとどき) ―――両雄、共ニ命ヲ別ツ(われらともにてんをいだかず)……!!」
ラストぉ!鶴翼三連、叩き込む!!
これは、非才の彼が編み出した必殺技。内容は1回目の投擲で敵の逃げ道を塞ぎ、2回目の投擲で隙を作り、3回目の投影で隙を見せた相手を投擲した1回目と2回目の双剣と一緒に合わせて、「×」の重ね切りを行うというもの。 防御することで発動できる、カウンター。
「壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)!!」
そして爆発で占める!!
「くぅっ!!」
隙だらけのタカミチに近づき、首元に剣を突きつける。
「俺の勝ちだ、タカミチ」
「あぁ、そして僕の敗北だ」
今回は俺の勝ちだ。


「いや〜、とうとう負けちゃったよ」
「当たり前だわ!今回、魔法は使わないとはいえ、それ以外は本気の本気でいたんだからさ!これで負けたら自信無くすわ!」
そう、今回でやっと一勝もぎ取ったのだ。今まで十五連敗だったのだが、やっとのことで一勝。最初の方は剣術を未だ使い始めたばかりで負け、十を越えたあたりからは咸卦法を使い始めた。そして、今回やっと全力のタカミチに勝った。
「じゃあ次からは、僕も本気でするよ」
うぇ?
「今まで君の距離で戦ってきたが、本来なら無音拳は中〜遠距離向けの技だよ?」
What?
「しかし、近距離戦じゃもう負けるのか〜。悔しいな〜」
「待て、待て待て待て!!じゃあ何か!?今まで不利な距離でアレなのか!?」
「でも今回は元の距離で戦ったじゃないか?あれを最初からやるだけだよ?」
「そらぁ、一応必殺技使ったが・・・」
「まさか、防御することで成立する技があるなんてね。僕も流石に驚いたよ。第一咸卦法は全力だったし」
「でも、距離は戦闘の重要な要素だぜ?それを抜いて今まで十五連勝してるなんて・・・」
まぁ、こっちも憑依経験とガンダールヴ使えばもっと強くなるし。未だ弓使ってないもん!!いいもん!次からは遠距離でバカスカ撃ってやる!!
「しかし・・・」
そう言ってタカミチは周りを見渡す。
「また、エヴァに怒られそうだね・・・」
「・・・・・・あぁ」
そう、ここはエヴァの別荘で、そこで全力の戦闘を行えば勿論いろいろ壊れるわけで・・・・。
「タカミチのせいだな!コレェ!」
「なっ!裏切るのかい!?」
「いやいやいや。なんか知らんがゴツイのや連射の無音拳バカスカ撃ちやがって!!」
「いや、君だって爆発させたじゃないか!?」
「正当防衛だぞ?あんなの撃たれたら、ああするしかないじゃないか!?」
「いーや、最後のは間違いなく意図的だったね!」
そうやって不毛な口喧嘩は延々と続いた。









勿論この後、タカミチと二人仲良くエヴァに謝った(笑)。

-5-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える




魔法先生ネギま!佐々木まき絵/塗装済み完成品フィギュア
新品 \3990
中古 \1980
(参考価格:\3990)