小説『テンプレなオリ主モノ』
作者:アゲハ()

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「原作ゥゥゥゥゥ開始ィィィィィ(若本風)」

どーも衛宮四季だお!!前回のタカミチとの模擬戦から10日。今日も麻帆良は元気で活気が溢れてる。最近では、やっとガンドルフィーニ先生も味方と認めてくれたみたいだ。てか、最近は彼とよく話すぜ!実は彼、相当な武器マニアだった!しかも、伝説の武器などが大好きで、俺の干将莫耶なども知っていた。そこから話が通じ、仲良くなっていった。
今日は学園長から新任が来る連絡が入っている。とうとう原作開始か・・・。やれることは全部やったし、魔法、魔術、戦術、技術と鍛えれるもの全て鍛えた。最近やっと弓での攻撃法を戦術に組み込み、そこから魔法、魔術を組み合わせる戦闘法を確立出来てきた。       
そして!やっと!念願のCADが完成した!まだプロトタイプだけど、爆裂、分解、再成、ファランクスが登録されている銃型特化CADをそれぞれ二丁づつ。これをフェアリーテイルの「銃士(ザ・ガンナー)」で登録してあるから何時でも出せる。

そして・・・
「いやーいいんだよ。アスナ君。お久しぶりでーす。ネギ君!」
ネギキターーーーーー(゚∀゚)!!
タカミチがネギ達に向けて挨拶してる。
「おいタカミチ。あのガキ誰だ?」
ここは一応聞いておく。
「あっ!高畑先生おはようございます!!ついでに衛宮先生」
「おはよーなーエミやんと高畑先生」
「俺はついでか?おい!あと木乃香、いい加減エミやん、やめねぇ?」
「久し振りー、タカミチ。と誰?」
え?俺空気?
「っ!?知り合い!?」
「ハハハッ。麻帆良学園へようこそ。いい所でしょ?「ネギ先生」」
「あぁーアイツがお前の後釜か?」
「そうだよ。彼が新任だよ?」
おっし、空気から脱出。
「よう、坊主。テメーの補佐の衛宮四季だ。よろしくな。」
そういって頭を撫でる。
「えっ?はっはい!!」
こりゃー相当緊張してんな、うん。
「バーカ、そんなに緊張すんなよ。肩の力抜いてリラックス、リラックス」
「彼は口は悪いがいい人だ。仲良くやってくれ、ネギ君」
「はい!この度、この学校で英語の教師をやることになりました。ネギ・スプリングフィールドです。」
「え・・ええーっ」
普通は驚くわな。わかるぞ、その気持ち。だがな、ここは麻帆良なんだ。常識人はいていないようなもんだ。
「ちょ、ちょっと待ってよ!?先生ってどーいうこと!?あんたみたいなガキンチョがー」
「おいおい、落ち着けよアスナ。坊主、可哀想だぜ?」
「そうだよ、アスナ君。それに彼は頭がいいんだ。安心したまえ」
「いやいや。タカミチ、普通子供が教師なんて安心できねーよ」
「そっそうよね!?アタシが間違っている訳じゃないですよね!?」
「まぁ落ち着きーな、アスナ」
そうだぜ。だからお前は馬鹿なんだよ。
「ん?エミやん。さっき何て言ーた?」
「タカミチの後釜」
「ええ!?」
おお、目に見える位動揺してるぞ、こいつ。やっぱおもしれーな。
「そうだよ。今日から彼が二年A組の担任になってくれるんだ」
くはっ!やばい、アスナの反応が笑えすぎる。
「エミやん、ええ性格しとるなー」
「くくっ、だろ?俺みたいな聖人君子はそうそういねーぞ」
「なにが聖人君子よ!?大体アタシはガキンチョが大嫌いなのよ!!」
「おいおい、まだ会ってばっかりの奴を全否定とはひでーな。なぁ、タカミチ」
くくっ、今回はタカミチが味方だから、これ以上迂闊な発言が出来んぞ?
「そうだね。さすがにそれは酷いんじゃないかな?アスナ君」
案の定、タカミチからの援護アスナ撃沈。アハハハハ!
「ホンマにエミやんはええ性格やで」
こうして学園長のとこまで一緒行くことになった・・・。だがアスナ感謝しろよ?原作じゃお前、ネギに服吹っ飛ばされてんだから。


「ふぁー眠」
「朝っぱらから教師としてのメンツ、丸潰れね」
「眠いのは眠いんだよ。昨日は遅くまで馬鹿に付き合わされたからな・・・」
「む、最近は君が勝ち越しだから挑戦くらいさせてくれよ」
「はいはい、まぁ勝負は見えてるがな?」
そう、最近は模擬戦でタカミチに二十連勝中だ。魔法、魔術を戦術の中に組み込み、遠距離、中距離、近距離戦での想定した戦略などを試していたら、連戦連勝。弓と銃以外は全部二流だが、エミヤの心眼と俺の異常な身体能力、圧倒的な手数によってタカミチは負け続けている。ざまぁwwww
「ほう、衛宮君が最近は勝っておるのか?」
「当たり前だ。俺を誰だと思っている?」
「あんた、高畑先生に何してんのよ!?」
ちっ、バカが突っかかってきた。
「てめぇには関係ねぇよ。男と男の勝負だぜ?」
「そうだよ、アスナ君。でも最近君、強くなりすぎだよ・・・」
そう呆れんなって。でも、刹那、タカミチのコンビが最近じゃ圧倒的に勝てるからな。エヴァは俺のことを、バグキャラ中のバグキャラって言ってたな。うん、刹那とタカミチに否定してくれって目線を送ったら、あいつら頷いてやがった。茶々丸だけだよ。俺の癒しは・・・。うん、あいつは是非嫁に欲しい。
「しかしまずは、教育実習とゆーことになるかのう。」
「はぁ」
「今日から三月までまでじゃ・・・」
ふぅん。ここらは原作と変わりないってことか・・・。
「ところで衛宮君、そろそろ木乃香を嫁にどうじゃね?」
「ブッ殺すぞ、糞ジジイ。なぁ木乃香もなんか言ってやれ」
そう言って木乃香を見るが・・・
「いっ嫌やで!!じっ冗談やめてーな!」
と必死で否定していた。
「なんかショックだわ〜。先生のことそんなに嫌いか?」
「え!?そっそんなことないで!!」
どっちなんだよ・・・。
「でネギ君、この修行はおそろく大変じゃ。失敗したら故郷に帰らねばならん。二度とチャンスはないが、その覚悟はあるのじゃな?」
「は、はいっ。やります。やらせてください!!」
若いねぇ。ネギ少年よ・・・喜べ。これで君は波乱万丈な人生の幕が上がった・・・
「・・・うむ。では今日から早速やってもらおうかの。指導員のしずな先生を紹介しよう。しずな君」
「はい」
そう言って入って来たしずな先生。そして・・・
「む゛」
顔が胸に埋まった。・・・・これが、ラッキースケベか・・・マジ羨ましす!!
「あら、ごめんなさい」
「わからないことがあったら彼女に聞くといい」
「わ・・」
「よろしくね」
「あ。ハイ」
「それともう一つ」
眠ぃな。さっさと終わらせろよ、糞ジジイめ!
「このか、アスナちゃん。しばらくネギ君をお前達の部屋に停めてもらえんかの?まだ住むとこ決まっておらんのじゃよ」
爆弾投下、キタコレ!!過保護だな。
「なんで!?」
やっぱバカは嫌がるか・・・。
「衛宮先生の家にでも泊めればいいじゃない!?」
なんで矛先が俺なんだよ。でもバカにしちゃいい指摘だ。
「それは・・・」
ジジイが、助けて、て視線を送ってきやがった。しゃーないな。
「無理!めんどいから却下!!」
いかにもな理由を付けて断った。
「「「「「「「・・・・・・・」」」」」」
沈黙が痛いな・・・。
「と、言う訳じゃ・・・・」
「はぁ・・・」
「あっ、ネギ、タカミチ。少し残れ。いいよな?学園長」
「うむ」
「てめぇらは先行ってろ」

これで部屋にいるのは魔法関係者のみ。
「改めて、よろしくな。二年A組の副担、衛宮四季だ。」
「はい!ネギ・スプリングフィールドです。よろしくお願いします」
ほんとに礼儀正しいな。
「因みに魔法先生だから。俺」
「えぇ!?」
「そうだよ。彼、滅茶苦茶強いんだ。それこそ僕よりも・・・」
「えぇ!?」
二回も驚きやがった。そんなに弱そうに見えるかね?
「うむ。学園最強の魔法使いじゃからの。何か困ったことがあったら、彼に言いなさい。それなりに相談には乗ってくれるはずじゃから」
「何言ってんだ?俺はそんなことしねーぜ?あっと、これ名簿な。覚えとけよ。さて、先に行っとけ。挨拶しなきゃならんだろ?」
さて行ってくれたかな?
「タカミチ、糞ジジイ。何故だ?」
主語がないが彼らにはわかるはずだ。
「・・・・こおすることが一番安全じゃからじゃ」
「そうだよ、アスナ君に近衛君にとっても」
「知るかよ。だが、これでネギは、愉快で痛快で悲劇的な物語の主人公になっちまったぞ?」
そう、これで主人公は登場してしまった。そしてアスナも木乃香も嫌でも魔法に関わる。
「もし、アイツ等が危険になったら、てめぇら責任取れんのか?」
「「・・・・」」
「俺は、化物だ。それは認めるよ。だがな、化物にだって護りたいものがあるんだよ。そいつを傷付けるなら・・・。てめぇらだって容赦、加減しねぇぜ?」
殺気を出す。全力で、全開で。
「傷付けんなよ。俺は万能でも、十全でも、完璧でもねぇよ。大切な生徒を危険にさらすなよ?」
「でもっ!」
「守りたいんだ。護りたいんだ。譲れねぇよ、これだけは。世界よりも、あの馬鹿共の方が俺にとっては大切だ」
だから、と続ける。
「これから、俺の大切なものを、大事な者を危険な目に合わさせる、てめぇらを許しはしない。これからは、最善を尽くせ。火の粉を最小に抑える為に・・・」
そう言って部屋を出る。







やらせねぇ。これから起こる悲劇から、アイツ等を、みんなを護ってみせる。必ずだ。絶対だ。決定だ。それが、化物である俺の、存在意義だから。

-6-
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魔法先生ネギま!(37) (講談社コミックス)
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