小説『真剣で私に恋しなさい!S-不敗の歴史を歩む転生者-』
作者:ココアパウダーご飯()

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side宗騎

宗騎「ふぁ〜…」

寝て起きたばかりのためかなり大きな欠伸をしてしまった

大和「眠そうだな」

宗騎「ん〜、あの武蔵小杉が予想よりも更に弱かったからな。若干消化不良でイライラするのを眠気に変えようと努力してた」

卓也「だから宇佐美先生の授業で爆睡してたんだ…」

忠勝「オヤジのやつあまりに見事に爆睡してるもんだから"よく決闘したあとで爆睡できるもんだ"って驚いてたぞ」

マジか…悪いことしたか?

クリス「あの武蔵小杉という生徒、確かに普通の者と比べれば強いんだろうがな…」

京「比べる相手が悪すぎる」

一子「そうよね…」

と言って京、一子、クリスの三人がこっちを見る

宗騎「はぁ〜、強い奴はいないのかなぁ〜」

若干憂鬱げに口にする

岳人「ならモモ先輩と戦えばいいじゃねえか」

その言葉に頷くクラス一同

宗騎「百代はなぁ………瞬間回復に頼りっきりだから楽に倒せるだろうしなぁ」

全員「え…?」

何気なく発した言葉に固まるクラス一同

大和「マジで?」

宗騎「おう」

ピシャンと音を立てて開かれる扉

百代「なら戦え!」

廊下からから百代が入ってきた

宗騎「断る。お前を倒す先約がいるんだろ?そいつに負けた後に戦ってやるよ」

ぴくっと眉を動かす百代

百代「つまり何か?お前はそいつに私が負けると言うのか?」

怒りを抑えながら聞いてくる

宗騎「負ける。まず間違いなく負ける。今のお前じゃ絶対勝てない」

百代が負けるという事を断言する

宗騎「武の才能、気の量、そういった物は百代の方が上だ。だがお前は負ける。それは変わることのない事実だ」

百代「………いいだろう、そこまで言うならそいつを完膚なきまでに倒して、その後に宗騎!陸奥圓明流の不敗神話をお前に勝って終わらせてやる!」

そう言って教室を出て行く百代

京「本気なの?」

宗騎「何が?」

クリス「モモ先輩が負けるというのが、だ」

京とクリスが俺に視線を向けて聞いてくる

宗騎「ああ、今のまま戦うなら百代には1%程度しか勝ち目はない」

一子「1%………」

一子がしんじられないとでも言うような顔をする

宗騎「ま、その1%を掴むかどうかは百代次第だな」

原作通りいくか、燕が負けるか見ものだな

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