小説『僕は勇者ではなく騎士だ』
作者:餓鬼()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

 ビスコッティとの共闘なぜこうなったかは数分前

「ちょっと待った」

 大きな鳥が空に飛んでいた。

「クーベルではないか」

 まぁ、僕は関係なし本陣に戻って後半戦が始まったらベッキーが大変なことになったらしい。

「どうしますレオ閣下」

 他の人もいるのでそう呼んでいよう。

「呼び方はあれじゃがそうだな」

 考え

「こちらの勇者に任せよう」

 だ、そうだナナミ

「では、ビスコッティとの共闘ですね」

「ナナミの答えが分かってるのか」

 あの場に居なかったが

「まぁ、芝居はここまでにしときましょう」

「分かってるのか」

 その瞬間

『『受けて立ちます』』

 シンクとナナミの声が聞こえた。

「ほら」

「なら行くぞ」

 セルクルを走らせて進んでいく。

「貴様もこっちに来ていたかブリオッシュ」

 大きなセルクルが来たよ。

「どうもダルキアンさん」

 挨拶をする。

「久しいでござるな」

「そうですね、それにしても残念です」

 本当に残念だ。

「なにが残念でござるか」

 と聞いてくるダルキアンさん

「貴方と戦えないからですよ」

「そうだったでござるな」

「ですから、今度やる時は本気でお願いしますね」

 真剣な目で聞くと

「言いでござるよ拙者も本気で戦いたでござるよ」

 そんな話をしていると

「ならその時まで鍛錬でもするか」

 レオ閣下が加わってきた。

「言いですよ、もちろん閣下にも勝に行きますけど」

「ふっ、言うようになったが負けんからな」

 その時はお手柔らかに

「それにしてもあちらに帰ってから変わったでござるな」

 ダルキアンさんの問いに

「そうですね、変わらないといけなかったからですね」

 親父とおじい様の訓練は厳しかったからね

「そこまでの師がいるのはいいことでござるよ」

「凄い師でした」

「では、この戦が終わった後の合宿に参加してみてはどうでござるか」

 その誘いは予想外だった。

「……」

「どうしたでござるか」

 その言葉ではっとした。

「すみません予想外な事だったので」

「そうでござったか」

「では自分も参加してもいいですか」

「で、拙者と打ちあうのはどうでござるか」

「いいですね」

 という会話をして過ごしていた。

-16-
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える