小説『僕は勇者ではなく騎士だ』
作者:餓鬼()

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 お館様との鍛錬が最終日まで進み僕は強くなったと思う。

「今日で終わりでござる」

 木刀を構えて言うお館様

「そうですね今日もお願いします」

 僕も木刀を構える。

 午前中はそのまま打ち合いして午後からはシンクたちの練習の成果を見るみたいだ。

「今までありがとうございました」

 頭を下げてお礼をする。

「いいでござるよ、拙者も久しぶりで楽しかったでござるよ」

 そして戻ったらシンクたちが先に戻っていた。

「お館様、今戻りました」

 ユキカゼがお館様に寄って話しかけた。

「どうだったユウ、お館様との練習は?」

 シンクが僕に寄って来て話しかけてきた。

「とっても良かった」

「えっ、それだけ?」

「それ以外に何かあるのか?」

 それ以外に言う事なんかあるのか?

「こう神経が研ぎ澄まされたとか自分の中の何かがーみたいな」

 シンクが中二的な行動をした。

「じゃ、そういうことにするよ」

 そう言ったら

「なんかまた変わったねユウ」

「そうか」

 自分では変わったよに思わない。

「そうだよ」

「別に変らないと思うんだけどな」

「それに前より指輪の輝きが薄れてきてるよ」

 そう言って見てみると最初に着けていた時はもう少し輝いていたがいまではその輝きは無く薄れている。

「本当だな」

「何でだろうね」

「僕にもわからないな何でだろうな」

 こんなことは本には書いてなかった。

「それよりシンクたちの成果はどうなんだ」

 と聞いてみたら。

「見といてよユウ」

 と言ってシンクは輝力武装を出現させたがどう見たって一昔前のアニメのオー○ーソウルだよな。

「す、すごいな」

 頬をかきながら褒めた。

「ユウここで一勝負しようよ」

 いきなり何を言ってるんですかこの鈍感勇者は

「一勝負してもいいけどここじゃお館様に迷惑かかるから良いや」

 「えー」っとシンクは言うがここはお館様の御屋敷だぞ壊したいのか。

「合宿が終わったんだから僕とノワはガレットに戻らないとダメだからね」

 そう言っていたらノワがボソッと呟いた。

「思ったけどユウって騎士に仕事してないような」

「ノワ聞こえてるんでけど」

 僕の心に凄いダメージが

「ごめんユウでも本当の事だから」

 さらにダメージが

「貴様、騎士の癖に仕事をしてないとは」

 さらにエクレからの攻撃が来た。

「お前らここで潰す」

 輝力を発動させようとしたとき

「まぁそこらで終わりでござるよ」

 間にお館様が入って止められた。

 そしてこちらに来て

「それをここで使うのは危険でござる」

「すみません」

 危うく危ない所だった。

「何かユウから凄い覇気があったような」

 シンクが呟いたが

「それより城に戻るでござるよ」

 その後、ビスコッティの城に戻るとお姫様がガレットに向かうとの事なので一緒に向かうことになった。

 そして、ガレットと着くと。

「追?ぎ?」

 僕はガウルと話していた。

「そうなんだよ、今はそれでナナミとジョーとベルとビオレが向かってるんだけどよ」

 見てて分かる行きたいんだよな。

「行きたいんだよね」

 と聞いてみたら

「そうなんだよ」

 とガウルと話していたら

「ユウ行くぞ」

 部屋に入ってきた閣下が急に言ったが

「どこにですか?」

 聞いてしまった。

「決まっておろうが、追&#21085;ぎ退治にじゃ」

 そうですか

 そう言って準備を進めて向かうことにするが

「ガウル到着するのにどれくらいかかるかな?」

 聞いてみたら

「出た時間が時間だからな夜になるんじゃねぇか?」

 そうですか

「それより合宿はどうだったんだよ」

 その話がくると分かっていたから

「あぁ、すごく良かったよ」

「それだけかこう―――」

 シンクと同じことを言っているので割愛

「シンクと同じことを言うね」

「そうか」

 と話しながら向かうことになった。

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