小説『僕は勇者ではなく騎士だ』
作者:餓鬼()

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 参戦することになり服を着替えることになったのだが

「今はこのままでいいですよ」

 カッターシャツのまま挑むことにする。

「なら、武器はどうする」

 そうだな、刀でいいかな?

「刀はありますか」

 そう言ったら二本の刀を持ってきてくれた。

「これでいいか」

「はい」

 二本とも預かりズボンとベルとの間に差し込む。

「よしではいくぞ」

 襟首をいきなりもたれて引っ張られついていくとそこには大きなチョコ○がいた

「これはなんですか」

「そうか貴様は知らんのか、これはセルクルだ」

 チョ○ボではなかった。

「ところで貴様の名はなんだ」

 そう言えば名乗ってなかった

「土方ユウです」

「そうかなら早く乗れ」

 レオ閣下はセルクルに跨りこちらに手を伸ばしていた。

「すみません」

 僕はその手に掴まると後ろに投げられた、男としてどうだろうかこの情けなさ

「行くぞ」

 凄いスピードで駆けていくんですけどてかさこんなに大きいのにバランスとるの上手すぎるぞこいつ

 知っているだろうか人間は凄く高い所に行けばGがかかり体が重くなりその次に襲ってくる現象は視界が暗くなるブラックアウトその状態が長く続くと気絶する。

 僕って何回気絶すればいいんだ。

「っん」

 気が付くとシンクが目の前で戦っているそれも二人でレオ閣下と戦っている。

「家の家訓は守りたいものを守れだけどこれは数が少ない方に行こうかな」

 セルクルから降りて

「ありがとな」

 セルクルの頭を撫でてから歩いていく。

「どうも、僕も混ぜてもらいます」

 刀の鞘を脇で抜き落としてから構える。

「ユウも来てたんだ」

 シンクが声をかけてくる

「お前のせいでな」

「ほぉ、やっと目覚めたか」

 レオ閣下が声をかけてきた。

「何かすみません」

「ユウも参加したんだ」

 何だか知らないけどシンクが平然と話しかけてくるのがイラついてきた。

「はっ」

 その場から素早く動きシンクに斬りかかる。

「へっ」

 シンクは目で捕えたのか棒で防御した。

「防ぐな」

 二本の剣を止められながらも声をかける。

「ユウもなかなかやるね、さすが」

 次に声に出そうとする言葉の前に斬りかかる。

「それは関係ない」

 多分だけど久しぶりにキレたと思う。

「なら、真剣勝負だね」

 その言葉に僕は

「いやだ」

 その言葉に周りの三人は驚いた。

「なんでそうなるのユウ!」

 シンクの疑問に僕は

「動きたくないから」

 その言葉はその場に静かに響いた。

-3-
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