小説『不良少女』
作者: ()

しおりをはさむ/はずす ここまでで読み終える << 前のページへ 次のページへ >>

そして…


「おい!日向!!」


出ました!奈美。


「来たか。で、何だよ?朝と夜のこの差は…(笑)」


優雅はニコニコ笑ってる。キモい…じゃなかった(笑)やめてほしい。


「言わないでくれるんだよな?」



ネコをかぶる。



「その代わり条件がある。」



真剣な顔で切り出してきた。私はコクンとうなずく。



「俺と…その…つ、付き合ってくれ。」



付き合ってくれ?…うっそー!?



「え?なんで?」


「好きだから。あの日この公園であった瞬間から好きだったんだ。奈美が…いや、凛が。」



突然そんなこと言われても…。



「困るのはわかる。だからすぐに返事をくれなんていわない。考えてくれないか?」



困った私はまたうなずくしかなかった。

-16-
Copyright ©  All Rights Reserved 
<< 前のページへ 次のページへ >> ここまでで読み終える