小説『不良少女』
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家に帰った私はひとり考えた。派手なメイクを落としながら。付き合ってほしいだなんて、あんなに真剣に言われたら…。とにかく明日は早く学校に行くことにした。




「はぁ〜…。」



「何だよ(笑)ため息なんかついて!生徒会長だろ?(笑)」



優雅だった。どうしよう…。



「日向君!私…!!」


やわらかいものが唇に触れた。



「なんだよ?(笑)」



つい固まる。キスされたんだ…しかもファースト!!



「この…。今夜またあの公園で!!覚えてろよ〜!」



「やっと元気になった。うじうじ悩むな。返事はゆっくりでいいんだぞ(笑)」



私は優雅の言葉になぜか笑顔になってしまったのであった。朝の教室二人っきりで…。まさか優雅にキスされるなんて…この先何が起こるか心配なような楽しみなようなそんな気がした。

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