小説『不良少女』
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頭がクラクラしながら、朝のホームルームを迎えた。深いため息をついていると斜め前に座っている和音が話しかけてきた。



「めずらし〜い!!凜がため息ついてる!!」



和音は大げさに驚いた。その言葉に隣の優雅も食いつく。



「え?何々(笑)生徒会長も悩むことあるんですか!?」


ムカつく…。誰のせいで、困ってると思ってるのよ!?


「ありますよ。私だって人間なんですから。」


私たちが授業中にしゃべってることに吉田先生は不満を感じたのかこんなこと言ってきた。


「要さん、三間さん、日向君。授業受ける気ないなら出て行ってください。」



その言葉に周りのクラスメイトは驚いているようだった。



「「「すみませんでした。」」」



と私たちは謝ったもののその後から吉田先生が私たちをにらむようになったのは言うまでもない。

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