「いえ、日向君あなたのせいじゃありません!凛が私に協力するって言っといて、私を裏切ったんです。」
和音はまっすぐな瞳で優雅を見つめた。嫌だ…。そんなふうに優雅を見ないで!!そういおうとしたときだった。
「悪いけど…三間さん、凜が裏切ったんじゃないよ?」
声がする方向。向いたらそこにいたのは…。
「こんにちわ。俺は優雅の双子の兄の優斗(ゆうと)です。」
瓜二つ。そっくり。周りの女子たちがさらに騒ぎ立てる。
「兄貴!!助けてくれよ!」
優雅は優斗に向き合う。たすけってって…(笑)
「まったく…。こんなことの管理も出来ないお前に、凛ちゃんと付き合う資格なんて無いよ。」