小説『不良少女』
作者: ()

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優しそうな外見からはありえない発言だった。



「ごめんね、凛ちゃん。驚いたかな?」



しゃべり方が優雅とはまったく違う。丁寧な口調。なんで双子なのに(笑)



「あっ…いえ、大丈夫です!」



「ちょっと!あんた何いい子ぶってんの?しかも二人を独り占め?ありえない!!」



和音はさらに怒りを増す。



「だから、三間さんまって?俺の話を…聞いてくれるかな?」



優斗はにっこり和音に向かって微笑む。



「は、はい!!」



和音は顔を赤くした。




「ちょうど皆いるからいいね。凛ちゃんが優雅に告白したんじゃなくて、優雅が凛ちゃんを好きになったんだ。」



優斗の一言に皆、開いた口がふさがらない様子だ。

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