小説『不良少女』
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「凛、涙拭けよ。可愛い顔が台無しだぞ?」



優雅はふんわり笑った。ドキッ…。いつの間にこんなにすきになっていたのだろうか?彼のひとつひとつの動作にドキッとくる。人を愛する。幸せだな。




「ありがとッ!」



みんなの前で泣いた。もう怖いものなんてない、そんな気がした。涙を見せ合えるのが本当の仲間だ。父が私と別れ際に言った言葉。その意味が今、わかった気がする。




「お〜い!これから台風が来るみたいだぁ!だからもう帰れ!」




ハゲ教頭(笑)




「え〜!?せっかく!!いや、何でもありません。帰ろッ!!」



皆が帰る準備を始める。私も優雅と帰る準備を始めた。




「そうだ!生徒会長!!」




やめろ〜!(笑)話しかけるな(笑)私まではげちゃう(笑)

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