帰り道。私の隣には愛しい優雅がいる。なんか幸せ(笑)
「なあ、凛は俺が好きか?」
突然優雅はそう聞いてきた。
「うん。ってかなんで!?」
私がそういうとなんと、優雅は苦笑いしながらこう答えたのだ。
「だって…俺兄貴ほど強くないし、この先凛のこと守り抜けないかもしれない。今日、兄貴が凛の前に現れたとき正直不安になった。だから聞いてみた。なぁ凛。今なら、兄貴と付き合っても俺、凛のことあきらめられる。どうだ?」
私は涙が出た。なんでそんなこと言うんだろう?
「グッ…なんで?ウッ…なんでそんなこというの??」
泣いてる私に優雅は戸惑う。
「いや…ごめん!そういう意味じゃなくて…ただ…お前に幸せになってほしい。」
幸せ?ねぇ、知ってた?幸せって、好きな人と付き合うことなんだよ?どんなにお金持ちといたって、好きじゃなきゃ幸せなんかじゃない。
「フッ…だって…グス…」
言葉が出なかった。