小説『不良少女』
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でも、そんな私の幸せな生活も音を立てて崩れていく。



「ねぇ、要さん。きてくださる?」



高校の女共だ。リーダーは草間 美鈴(くさま みれい)。どっかの大金持ちのお嬢様。私の家に一回つぶされそうになったらしい。(優雅いわく…(笑))



「なんですか?草間さん。」



こいつは私の苦手中の苦手。優雅も優斗もこいつを見ると逃げる(笑)ドンだけ嫌われてるか自分じゃ自覚なしらしい。



「あなた、最近調子に乗りすぎじゃございませんの?きてくださる?」



薄気味悪い笑顔。マジ無理なんですけど(笑)



「あんま、時間ナインで急いでもらえますか?」


草間は、軽くうなずいた。




「もちろんよ!短時間でおわらせるわ。」



これから何が起こるのか予想しなかった私がバカだった。せめて、誰かに電話でもしておけばよかったのに。

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