小説『不良少女』
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草間につれてこられたのは、薄気味悪い倉庫。中は真っ暗で何がなんだかわからない。



「こんなとこつれてきてなんなわけ?」



草間は私の質問の鼻で笑った。



「今に、わかるわ。やっちまいな!!」



草間の一言に、何処からか大量の男が出てきた。



「お?こいつか?奈美ってのは。いいカラダしてるなぁ(笑)」



なに?どういうこと?




「ふふ。ケンカで鍛えてきたんだもの。翔、その女好きにしていいわ。殺しても…かまわない。」



殺す?私を?なんで?もうワケわかんない。



草間に向かって言おうとした言葉は、声にならなかった。私は、なにか薬を嗅がせられ気を失ったのだ。

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