「奈美会長!早く行きましょう!!波会長のお父様早く助けなきゃあかんよ!」
リオンはもう、汗がすごい流れてる。
「リオン、お前大丈夫か??」
私は周りなどすっかり忘れてリオンにそう聞いた。
「大丈夫って…?あぁ…この汗ですか?ちょっと至急みんなを集めたんで…(笑)」
リオンのその笑顔はなぜかすごく輝いて見えた。
「ありがとな、リオン…ありがとな、みんな!!」
すると燐火が私によって来て一言。
「奈美会長、そんな礼を言われることじゃないですよ。昔私らがケンカでぼろぼろになったとき、いつも奈美会長がたすけてくれたじゃないっすか!だから私らがこれぐらいするのはあたりまえっす!」
すると周りにいた人たちも「そうだそうだ!」と言い出した。
「よーし!!みんな!!行くぜこのヤロー!!」
私の声とともに長い夜が始まった。