小説『不良少女』
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燐火の一言に、翔はさらに笑う。



「は、あんなに感じてたんだぜ?どれでもレイプかよ?(笑)」



その言葉に私はさらにビクビクする。そんな私を見て優雅は抱きしめる腕にさらに力を入れる。



「凛、お前が自分を責めることはないんだぞ?薬の力に負けるなんて、当然なんだから。」



優雅はなだめるようにそういった。



「媚薬ね…すごいじゃない!それでほしいものを手に入れたんだぁ〜?」



美鈴の一言に、優斗が反応する。



「ほしいものだと?」



美鈴は笑って答える。



「あれ?まさか知らなかった??翔は、凛がすきなのよ?」



好き?私を??その瞬間、翔の表情が変わった。

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