小説『不良少女』
作者: ()

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「ッ!!あなたッ!」



舞羅は…真っ青になっていた。




「ふんッ!今更そんな呼び方?もう、別れた仲だぞ。浮気してるの、オレ気づいてたから。それに、お前のほうから別れを切り出したんだろう?どうだ、そっちの生活は?舞羅さん!」




怒りに満ち溢れた父は…怖い。



「お父さん…。」




私は、ぎゅっと父に、お父さんに抱きついた。




「凛、この女は凛の母さんを殺したんだ。さぁ、どう処分をするか?」




もはや、今の父には暖かさと優しさなんてみじんもなかった。

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