小説『不良少女』
作者: ()

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「やめ…て?」



なぜか私の口からはこの言葉がでた。



「何をいう?凛、許せるのか?こいつが!!」



お父さんの言いたいことはわかった。でも…



「お父さん、誰でも過ちを犯すことはあるよ。だから、許してあげなよ?私、お父さんが人を殺すなんて…いやだ。」



周りは静まりかえった。自分は何を言ってるんだろう?憎んでいいはずなのに…。



「凛、母親に似たな!」



お父さんは、私をじっと見つめてそういった。



「お母さんに?」

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