AM11時15分
裕一「・・・・・・」
がちゃっ
家に帰ってきた裕一はすぐさま2階に上がる。コートを掛け、ベッドに上がる。そしてすぐさま・・・
裕一「・・・う・・うぅ・・・ぅぁ・・・あああああああああああああ」
泣いた。
11月6日(月) AM9時00分
先生「授業を始めるぞ。席に・・・あれ?緒方はどうした?今日も休みか?」
茜 「その〜・・・来てるのは来てるんですが・・・気分が悪いと言ってまた保健室に」
先生「またかっ。」
瑞樹「・・・・・・」
晃 「せんせーい、心配なので見に行って来てもいいですか?」
先生「お前は駄目だ。どうせサボりたいだけだろ」
晃 「ソ、ソンナワケナイデショウガ!」
先生「カタコトになってるぞ。う〜ん、そうだなぁ・・・じゃあ新島。緒方のところに行って確認してきてくれ」
茜 「わかりました」
新島は立ち上がり教室を後にした。
瑞樹「・・・(いったい何があったっていうのよ)」
裕一「・・・・・・」
保健室の窓際のベッド。ここが裕一の特等席。ここで裕一はベッドに横になっていた。
先生「もー。なんで毎度毎度ここに来て寝てるのよ!」
裕一「・・・・・・」
先生「まぁいいけど。とにかくキリがいいところでちゃんと戻りなさいよ」
そういって先生は出て行った。
裕一「・・・・・・無理だよ」
入れ替わりに・・・
ガララララ
茜 「裕一?いる?」
茜がやってきた。
裕一「・・・なにしにきたんだ?」
茜 「先生からの言いつけで来たからに決まってるでしょ」
裕一「まぁそうだよな」
茜はベッドに座る。
茜 「どうしたのよ。先週見たときよりも元気がなくなってるじゃない」
裕一「・・・・・・」
茜には正直に話した。
裕一「・・・久しぶりにあいつのところに行ってきた」
茜 「・・・そう。珍しいわね。あなたがあそこに行ったなんて」
裕一「・・・・・・」
茜 「そう。だからか・・・。そうか」
言って立ち上がる。
茜 「出てこれるようになったら来なさい。先生にはうまく言っておくから」
裕一「・・・サンキューな」
茜 「・・・フフ」
そういって出て行った。
裕一「・・・・・・」