裕一「・・・・・・」
冷蔵庫には何もなかったのを思い出し、スーパーに入った裕一の隣には・・・
瑞樹「ん〜今日の晩御飯は何にする〜?私は〜今日はステーキがいいなぁ」
裕一「・・・・・・」
それを無視しながら次々と惣菜を籠に入れていく裕一。少し早歩きになる。それを必死に追いかける瑞樹。
瑞樹「あ、帰ったら早速ご飯?私はお風呂に入りたいなぁ」
裕一「・・・・・・」
次は飲み物。と言っても水なのだが・・・2リットルのペットボトルを籠に入れてレジに向かった。
店員「ありがとうございましたー!」
裕一「・・・・・・」
商品が入った袋を手に提げ、スーパーを後にした。
瑞樹「ねぇねぇ。今日の夜ご飯は結局何なの?」
裕一「・・・あのさぁ・・・」
瑞樹「何?」
裕一「うざい。消えろ。じゃあな」
そう言って歩き出す。
瑞樹「な・・んなななな・・・!」
裕一「・・・ただいま」
小さく言ってリビングに向かう。テーブルの上に買ってきた商品が入った袋を置き、2階に上がり私服に着替える。1階に戻り袋の中から惣菜を取り出し、釜の中に残っていた冷たいご飯をお椀に盛り、食べた。
その頃瑞樹は・・・
男 「お帰りなさいませ、お嬢様」
瑞樹「・・・・・・」
男 「お嬢様?」
瑞樹「うるさいわね!!少し黙ってなさい!!」
男 「・・・失礼しました(またこっぴどくやられたんだな)」
瑞樹「(・・・次の作戦を考えないと・・・)」