小説『俺としつこい女』
作者:ブレイバー()

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AM8時20分 2−4組
裕一「・・・・・・はぁ」

晃 「なんで席に着いて最初が溜め息なんだよ。幸せが逃げちゃうわよ〜(笑)」

茜 「何が(笑)よ。ちっとも面白くないわよ」

晃 「気分だよ気分。こんな暗い感じのまま1日を始めたくないだろ?だから俺がその気分を飛ばしてやろうと」

裕一「じゃあお前がどこかに行ってくれ」

晃 「うえええええーーーーーー!!昇ちゃんビックリだよ!!」

茜 「・・・キモ」
結局馬鹿に過ごしているとチャイムが鳴り先生が入ってくる。

先生「さ、HR始めるわよ!・・・なんだ佐藤くん来たの?」

晃 「せんせ〜い。それ教師が言う言葉じゃアリマセ〜ン」

先生「号令!」

晃 「無視しないでくださ」
起立っ
ガタタタタタタタタタ
昇の声は委員長と椅子を引く音にかき消されてしまった。・・・ちなみに委員長は茜だ。

晃 「・・・もういや・・・僕ちん拗ねてやる・・・!」



それから5分ぐらい、今日の日程とかを聞いてそのまま終わり先生は出て行った。

晃 「まったく、先生は生徒を何だと思ってるんだろうか」

茜 「あんたは特別なのよ」

裕一「問題児・・・」

晃 「俺なにもしてねぇぞ!!」

茜 「まぁ落ち着きなさいって。はげるわよ」

晃 「なに?!マジか!!」

裕一「・・・・・・」
裕一は立ち上がり、教室から出て行こうとする。晃が声をかける。

晃 「どこにいくんだ?」

裕一「・・・保健室」
そう言って出て行った。

晃 「・・・ほんとに大丈夫か?あいつ。あのまま行ったら自殺しかねないぞ」

茜 「人聞きの悪いこといわないの」

晃 「まぁそんなことほんとに起こらないから大丈夫だって」

茜 「・・・でも心配ね」
するとチャイムが鳴り響いた。



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