3話 もう一人の幼馴染
瑞樹「・・・・・・」
後ろから使用人が走ってきた。
男 「はぁ・・・はぁ・・・こ、ここにいましたか、お嬢様!」
瑞樹「・・・・・・」
男 「・・・あれ?お嬢様、どうかなさいましたか?なんだか顔がお紅いようですが・・・」
瑞樹「! な、なんでもないわよ!!さ、行くわよ!!」
少し早歩きで行く。
男 「・・・??」
その頃裕一は・・・
裕一「・・・・・・」
ガリッ!
裕一「・・・にげぇ・・・」
瑞樹作、クッキーを食っていた。
晃 「・・・じゃあ俺たち、行くな」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
茜 「また、来るね」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
晃 「・・・じゃあな」
そう言って二人は歩き出した。
茜 「・・・・・・」
晃 「いや〜元気そうでよかったな。な、茜」
茜 「・・・晃」
晃 「ん?」
茜 「・・・もう・・・いいかなぁ?・・・いいよね?」
晃 「・・・・・・ああ」
返事をすると晃は茜を自分の胸の中に寄せた。茜は何も言わず晃の胸の中に収まると・・・
茜 「・・・ひっ・・・ひぅ・・・ぅぅ・・・」
泣き出した。
晃 「・・・よしよし」
昇はそんな茜の頭を優しく撫でた。