次の日・・・
12月10日
裕一「・・・ども・・・えっと・・・」
裕一はまた朝早くから商店街のあの店に行っていた。そしてもちろん店の前にはあの・・・女性?がいた。
女性?「あ、緒方さんじゃないですか」
裕一「えっと・・・今日も黒澤は・・・?」
女性?「今日は珍しく来てませんねぇ。いつもはもうとっくに来てるはずなのに」
裕一「・・・そですか。ならそれはそれでよかった」
女性?「ん?」
あれから裕一は用を済ますとすぐさま学校に向かった。学校に着くと晃と茜が居た。
晃 「オッス!今日は早いなぁ」
裕一「おはよう茜。今日も早いな」
晃 「どうしたんだお前?昨日は全然元気なかったくせに今日は生き生きとしてるな」
茜 「ふふ。いつもの通りよ。あなたが遅いだけ」
裕一「そっか。そいつは悪かったな。不良学生で」
晃 「・・・今日は体育が」
茜 「そういえば裕一、どこか行ってきたの?その手に持ってる袋」
裕一「ああ。まぁな。でも残念。これはお前たちにやるもんじゃないよ」
茜 「そう。それは残念」
すると茜が隣を見る。
茜 「・・・・・なにしてんの、晃・・・」
晃 「・・・もういいもん・・・ぼくチンなんて・・・いなくなってしまえばいいんだ・・・」
裕一「じゃあ消えろ」
晃 「ヒドイッ!!」
茜 「ふふふ」
すると教室に瑞樹が入ってきた。
瑞樹「あ・・・」
裕一「ん?」
2人の目が合う。瑞樹はバッと目をそらすとそのまま自分の席に座った。
裕一「・・・・・・クスッ」
茜 「何を笑ってるのよ」
裕一「いや、なんでもない」
茜 「??」