ベッドに運ばれた瀾は、ネクタイで腕を後ろに縛られ、口には布で猿轡までされている。
「んん…。メイド服に猿轡
…なかなか燃えるなぁ…」
「ん゙ん゙…」
「しかし、腕は手枷の方が…」
「ん゙ん゙!!」
瀾の腕のネクタイを外し、フワフワのファーの付いた手枷をはめてみる。
まるでちょっとしたファッションにでも使えそうだ。
「んん、可愛い…」
「ん゙ん゙///」
「なんだ?何か言いたいのか?
仕方ないな…」
仕方なく口の布を外すと瀾は、顔を真っ赤にしながら訴えた。
「乙様!!こんなの恥ずかしいです。
外して下さい///」
「だ〜め♪
外したら【お仕置き】にならないだろ?」
「いやぁ///何でも言う事聞きますからぁ///」
「それは良い心がけだな♪
でも、外すのは却下だ」
また瀾の口に猿轡をして楽しそうに眺めた。
「可愛い…」
瀾の足をゆっくり開くと、瀾はすでに蜜を溢れさせて、微かに白いベールは湿り気を帯びていた。
乙が瀾の蕾を指でなぞると瀾は、ビクッと躰を跳ねさせた。
「ん゙ん゙///ん゙ふ…///」
「どうしたんだ?
瀾…、俺はまだ何もしていないのにもうこんなにして…。
さぁ、【お仕置き】開始だ…」
「んんん゙ん゙///」
──日が傾きかけ、手枷や猿轡の布が散乱する中、部屋には静寂が流れていた。
「はぁはぁはぁ…////」
肩で呼吸を荒くして、目を潤ませ顔を赤くしている。
乙は、瀾を抱きしめ額にキスをする。
「…瀾、大丈夫か?」
「はぁはぁ…ん…////」
【お仕置き】と言っていたわりには、瀾を抱いていた時の乙は優しく、絶えず瀾のペースに合わせてくれていた。
「乙様…優しかった…
お仕置きじゃ…なかったんですか////」
「なんだ、もっとキツくして欲しかったのか?」
瀾は思い切り、首を振ると乙にくっ付いた。
「それに仕事中に、主人の部屋で【してる】なんて、充分お仕置きになっただろう?」
「/////」
「それとも…まだ足りないのか?」
乙の手が再び瀾の臀部を撫でまわすと瀾は、ピクリと恥じらいながら反応した。
「ア…乙様!!」
「また…したくなった」
「ええ?でも、私…」
「ダメだ、主人の用事は最優先にって言われなかったのか?」
「アアん///乙様…」
二人の唇が重なり、ベッドの中でまた愛のダンスが始まった。
瀾の甘い声が、甘い吐息が、部屋に響いていく…。