永琳について行くこと五分……一つの豪邸に到着
「でかい………」
「ここが私の家よ。 一人暮らしだとこんなに大きくてもしょうがないのに…………」
中に入るとやはりすごかった。
家具はどれも上等なもので部屋数が半端じゃないくらいあるよ。
セキュリティーも万全だから、空き巣に入ってきた奴はご愁傷様だね。
「部屋はここを使って頂戴。私の部屋は隣だから」
「え?ここに住むの?」
「そうだけど……嫌だったかしら?」
永琳が意地悪く微笑む。…ちくせう、確信犯かこのやろう。 ならば……
「いや、そんなことないよ。永琳ぐらい美人な人と一緒に住めるとか、凄く嬉しいよ」
すると、面白いくらい永琳が顔を真っ赤にしていた。 ホントにからかいがいがあるよ(笑)。
「そ、そう。ならいいわ」
そう言うと、部屋の中に入ってしまった。
ということで、俺も部屋に入る。
「ん〜…からかい過ぎたかな?」
『そうじゃぞ。女にはもう少し優しくせんと』
「うわっ!? 糞神!?」
『どうしたんじゃ?』
「いや、久しぶりの登場だな」
『うぅ、そうじゃ!久しぶりなのじゃ!儂にも出番がもっと欲しい!!』
うわぁ〜…魂の叫びだな………
「ん〜…無理じゃね?」
?
『なんの声じゃ!?』
「天の声じゃね?」
『神より上がいるじゃと!?』
「糞神はトイレ限定だから(笑)」
『や、やめて!!それ以上儂のガラスのハートを傷つけないで!!』
「テッテレー、神はレベルが3減った。 称号が[ヘタレジジイ]になった」
『いやじゃあーー!!!!』
糞神がログアウトしました。